今回は”1980年~1989年のジャンプ連載作品を振り返る”の第5回目よ。
ここから、北斗の拳、ドラゴンボール、聖闘星矢・・って流れになっていくわけだね。
いわゆる”黄金期”の始まりの辺りよね。
なんだか漫画に色々な試行錯誤が見えて、面白い時代だなあ。
特に「きまぐれオレンジロード」のカラートーンの使い方は衝撃だったわ・・・。
1980年~1989年週刊少年ジャンプの連載作品 その⑤
CAN★キャン えぶりでい
作者 | ひすゎし |
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連載期間 | 1983年15号~1983年26号 |
巻数 | 全5巻 |
魔界の国から魔法の勉強の為にやってきた魔女キャン。
キャンは勉強の一環として、人間の願い事を一つ叶える事に。
人間界の常識知らずのキャンと、女の子大好き高校生の伏魔充が巻き起こすドタバタコメディ!
途中で、「フレッシュジャンプ」に移籍しちゃったね。
ちなみに、ひすゎし先生は、鳥山明先生の初代アシスタントよ!
MAD DOG
作者 | 鷹沢圭/武論尊 |
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連載期間 | 1983年22号~1983年31号 |
巻数 | 全1巻 |
渡瀬剛は、金で雇われるスナイパー稼業をしている。
渡瀬は、かつてベトナム戦争で見殺しにした友人の娘に、罪滅ぼしのために報酬を渡していた。
その渡瀬に、片腕大佐と呼ばれる人間を殺してほしいという依頼が入る。
入念な準備の上、実行にかかった渡瀬だったが・・・
作者の鷹沢先生は、後の”ひらまつつとむ”先生だね。
デビュー作からいきなり原作に武論尊先生とは・・・。
シェイプアップ乱
作者 | 徳弘正也 |
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連載期間 | 1983年26号~1986年1・2号 |
巻数 | 全14巻 |
寿乱子は、ボディービルで鍛えた抜群のスタイルとスーパーパワーを持った女子高生。
そんな乱子の家に、岡山から東京の予備校に通うためにやってきた親戚の宗一郎が下宿する事になり…!?
下ネタの表現である「もっこり」っていう言葉はこの漫画から生まれたんだね!
ここから生まれて、「シティハンター」がその言葉を広めた感じね・・・。
天地を喰らう
作者 | 本宮ひろ志 |
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連載期間 | 1983年27号~1984年38号 |
巻数 | 全7巻 |
乱世の漢朝末、ワラジ売りの「劉備玄徳」は諸国を旅する少年「諸葛孔明」と出会う。
肝と知恵。二人は望みをかなえる為、天に昇り竜王の娘たちと交わろうとするが・・・。
全7巻という割には、すごいインパクトがあったイメージが・・・。
何本もゲーム化されたり、パチンコ化されたり・・これでかなりの収入を得たんじゃない?
アルバトロス飛んだ
作者 | 門馬もとき/中原誠 |
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連載期間 | 1983年32号~1983年42号 |
巻数 | 全1巻 |
全日本ジュニア選手権の予選に最下位でなんとか通過した大原一歩。
しかし、アメリカ留学から帰国した倉友健が、特別枠で本選に出場することになったために、予選落ち扱いとなってしまう。
納得のいかない一歩は、幼馴染でもある倉友にドラコン勝負を挑むが・・・。
主人公のお金持ちキャラは何だったのか永遠の謎だ・・。
その設定を活かす前に終わっちゃったんじゃないのかな・・・。
北斗の拳
作者 | 原哲夫/武論尊 |
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連載期間 | 1983年41号~1988年35号 |
巻数 | 全27巻 |
199X年、世界は核の炎に包まれた!! 文明は消え去り、世界は暴力が支配する時代になっていた──!
最終戦争により、荒廃し弱肉強食の世界になった世紀末を舞台に、一子相伝の暗殺拳“北斗神拳”の伝承者・ケンシロウが、愛と哀しみを背負い救世主として成長していく姿を描き出す。
もともと「マッドマックス」を真似て始まったような漫画だったんだけどねえ~。
いつの間にか”荒廃した世界”は「北斗の拳」のものになっていたわよね。
魔少年ビーティー
作者 | 荒木飛呂彦 |
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連載期間 | 1983年42号~1983年51号 |
巻数 | 全1巻 |
ありとあらゆる手品やトリックを自由自在に使いこなす不思議な転校生・ビーティー。
友人の公一と魔少年・ビーティーが体験する様々な怪事件に、数々の奇抜なトリックが登場する!!
このときから、”荒木ワールド”がすごい・・・。
少年誌でありながら、主人公が”悪行三昧”っていう設定は斬新だったなあ。
あした天兵
作者 | 幡地英明/やまさき十三 |
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連載期間 | 1983年43号~1984年14号 |
巻数 | 全2巻 |
地元高校がエース・村雨の活躍で甲子園に出場。
そんな中、真田天兵は親友の木原に悩みを相談していた。
天兵は、同級生の沢井洋子に惚れていたが、彼女が村雨とキスをしている現場を目撃してしまったのだ。
洋子をめぐって、かたや街中のヒーローとの勝ち目の薄い天兵の戦いが今始まる!
この当時って「あだち充」感が漂う野球漫画多くない??
それだけ、影響力があった漫画家だったのよ・・・。
銀牙 -流れ星 銀-
作者 | 高橋よしひろ |
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連載期間 | 1983年50号~1987年13号 |
巻数 | 全18巻 |
大輔の家に子犬が誕生した。猟師の間で貴重視される虎毛の秋田犬・銀である。
猟師である五兵衛の熊犬・リキは、殺人熊・赤カブトと戦い谷底へ転落、消息を絶った。
復讐を誓った五兵衛は、生まれて1ヵ月もたたない銀に厳しい訓練をつけ、熊犬として鍛えあげていく。
こうして、高橋よしひろ先生の”犬漫画人生”が始まったのであった。
今やシリーズが多すぎて、何が何やら・・・。
機械戦士ギルファー
作者 | 巻来功士/西尾元宏 |
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連載期間 | 1983年51号~1984年13号 |
巻数 | 全2巻 |
ロボット同士がリングの中で戦う試合に観客達は熱狂!
メキメキと勝ち上がってきた戦士ギルファーは、シズオ博士が研究していたゼウスボックスを使用して自分の脳を移した機械戦士だったのだ!
巻来先生って画力があるだけに、グロを描かれると嫌悪感出ちゃうよね・・・。
へぇ~、原哲夫先生のところでアシスタントをやってたんだ・・・。
ボギー THE GREAT
作者 | 宮下あきら |
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連載期間 | 1983年52号~1984年30号 |
巻数 | 全4巻 |
常識が通用しない型破りな刑事のハチャメチャな活躍を描いたハードアクションコメディ。
花椿署の刑事課勤務を命じられた大岸は、初出勤の途中、鳩を捕まえて食べる原始人のような男を逮捕しようとするが逃げられてしまう。
その後、ボギー刑事について回るように指示された大岸は、取調室で先ほど取り逃がした原始人のような男と再会するのだが……!?
何が面白いって、最終話が「第一部完」で終わっているところだね。
もちろん、その後、二部が始まることはありませんでした・・・。
Mr.ホワイティ
作者 | 猿渡哲也/北芝健 |
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連載期間 | 1984年14号~1984年23号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売
きまぐれ オレンジ☆ロード
作者 | まつもと泉 |
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連載期間 | 1984年15号~1987年42号 |
巻数 | 全18巻 |
超能力一家の長男・恭介は引越し初日に美少女・鮎川まどかと出会う。
転校先の中学校で偶然にも再会した2人だが、まどかはみんなから恐れられる不良少女だった!
しかし、そんなまどかに惹かれる恭介だが、一方で後輩のひかるが猛アタックしてきて…!?
最初に「ツンデレ」を生み出したのは、もしかしたらこの漫画かも。
色鮮やかなカラーページは印象的だったなあ。
とっても少年探検隊
作者 | あろひろし |
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連載期間 | 1984年20号~1984年27号 |
巻数 | 全2巻 |
原野否学園の探検部は、学校の様々な秘密を探検する毎日を送っている。
ある時、新任の教師から「校長室の場所を探して欲しい」という依頼を受け、地図にも載っていない校長室の捜索が始まるのであった。
そうそう、丁度、このときくらいに桂正和先生が体調を崩しちゃって・・・。
「ウイングマン」の代原連載みたいな形だったわね・・・。
KID
作者 | 小谷憲一 |
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連載期間 | 1984年22号~1984年40号 |
巻数 | 全2巻 |
中学卒業後、両想いになった荒勢大介と駆け落ちして上京したヤクザの娘である吹雪かおる。
一方で、かおるの親は子分を使って娘を探していた。
そんな中、記憶喪失になってしまった将来有望のボクサー・城戸達也と偶然に出会い、彼らは、一緒に生活を始めることになるのだった
少年誌でありながら、主人公が本当に小指を詰めるという・・・・。
時代ですなあ~。