今回は”1980年~1989年のジャンプ連載作品を振り返る”の第6回目です。
いよいよ、ドラゴンボールとシティーハンターのご登場ね。
個人的には「ゴンズイ」も衝撃的な漫画だったなあ。
編集部は何を意図して、この漫画を送り込んだのかしらね・・・。
不気味さもあって、読者の人気もぶっちぎりで最下位だったみたいだよ・・・・。
1980年~1989年週刊少年ジャンプの連載作品 その⑥
キラーBOY
作者 | うすね正俊 |
---|---|
連載期間 | 1984年28号~1984年43号 |
巻数 | 全2巻 |
ノービス250のレースがひらかれた。
有名ライダーである植園明浩も参戦し、開始早々、1位に躍り出る。
しかし、周回遅れの最後尾のライダーだけを抜けずにいた、その後、徐々に差を詰められ最後はそのライダーが優勝する。
そのライダーは、なんと若干15歳の川崎霧虎であった。
秋本治先生の元アシスタントだけあって、機械類の描き込み具合がすごい・・・!
その頃から、車とかバイクの作画を担当していたらしいね。
男坂
作者 | 車田正美 |
---|---|
連載期間 | 1984年32号~1985年12号 |
巻数 | 全3巻 |
千葉、九十九里。
13年ケンカ無敗を誇っていた菊川仁義は、渡米を前に太平洋を見に来ていた西日本の首領・武島将に初めて敗北を喫する。
鬼山に棲む喧嘩鬼との命がけの修業を乗り越えた仁義は、東京から千葉制圧にきた闘吉連合のヘッド・黒田闘吉との戦いに挑むが・・。
この当時ですら、すでに滅んでいた”番長”というジャンル堂々と描いていたのに!
そして、まさか打ち切りから30年後に完結するとは・・・。
海人ゴンズイ
作者 | ジョージ秋山 |
---|---|
連載期間 | 1984年40号~1984年50号 |
巻数 | 全1巻 |
沈没した奴隷船に乗っていた黒人の少年は、大きな樽に入って海上を漂い、罪を犯した者が送られる流人島に漂着する。
その後、赤ん坊を亡くした女性・アズサに乳を吸わせてもらい、”ゴンズイ”と名付けられた。
樽に入ってる見開きカラーページは脳裏に焼き付いているわ・・・。
なんか怖いというか、不気味な漫画だったよね・・・。

ガクエン情報部 H.I.P.
作者 | 富沢順 |
---|---|
連載期間 | 1984年44号~1985年22号 |
巻数 | 全3巻 |
万仲学園に入学し、一人暮らしをはじめた泊桃太。
彼の前に、学校内のあらゆる仕事を請け負う「HIP」と名乗る怪しい集団が現れた。
そんなHIPによって、桃太の部屋が乗っ取られてしまう。
最初は迷惑がっていた桃太であったが、HIPのメンバーに惹かれ、自身もメンバーに入るのであった。
時事ネタを学校内で起ったトラブルに置き換えるっていうのは、斬新な発想よね。
富沢先生は”時事ネタ”使うの好きだったもんね。
バオー来訪者
作者 | 荒木飛呂彦 |
---|---|
連載期間 | 1984年45号~1985年11号 |
巻数 | 全2巻 |
秘密機関“ドレス”が創り出した最強の生物兵器・バオー。
橋沢育朗に寄生し、超能力少女・スミレと共にドレスから脱走したバオーに、暗殺者たちが次々と襲いかかる。
その時、育朗の中に眠る無敵の生命・バオーが覚醒する!!
ジョジョのヒットを受けて、後に再評価された感じだったのかしら。
打ち切り漫画なんだけど、後に「OVA」にもなってたもんね・・・。
DRAGON BALL
作者 | 鳥山明 |
---|---|
連載期間 | 1984年51号~1995年25号 |
巻数 | 全42巻 |
山奥に住む怪力で、メチャクチャ元気な孫悟空。
ある日、悟空は、七つ揃うとどんな願いも叶うという、「ドラゴンボール」を探すブルマに出会う。
彼女とともに、悟空もハラハラドキドキの旅へ出発する!
影響がありすぎて、ドラゴンボールが一種の”産業”みたいになってたわよね。
これから先もずーっとアニメやらゲームやら、色々やるんだろうなあ・・・。
ばくだん
作者 | 本宮ひろ志 |
---|---|
連載期間 | 1984年52号~1985年30号 |
巻数 | 全3巻 |
堂本コンツェルンの総帥・堂本竜造の孫であり、関東朝市一家の親分の孫でもある軍兵は、想像を絶する暴れん坊ぶりで「ばくだん」と呼ばれていた。
120人の兵隊を抱える不良少年・岡田との喧嘩でも、軍兵は単身で猟銃を撃ちながら突っ込んでいき……!?
本宮先生らしい荒々しさは出てたんだけどねえ~。
もう作風が”少年誌”には、そぐわなくなってきちゃってたかなあ。
ミスターライオン
作者 | 大西志信 |
---|---|
連載期間 | 1985年12号~1985年21号 |
巻数 | 全1巻 |
毎回トラブルばかり起こしている刑事の獅子堂大介。
停職処分をキッカケに、署長の奥さんが校長をやっている姫舘学園の女子校の教師を勤めることになってしまう。
最初は女子生徒たちの反感ばかりをかっていた獅子堂だが、次第に生徒たちから一目置かれるようになるのだった。
しょ、少女漫画臭がすごい・・・!!
これ以来、まっったく名前聞かなくなったなあ大西先生・・何してんだろ。
CITY HUNTER
作者 | 北条司 |
---|---|
連載期間 | 1985年13号~1991年50号 |
巻数 | 全35巻 |
冴羽リョウ、通称シティーハンター依頼人の望みに100パーセントこたえる街のスイーパー。
ボディーガードから、殺しまで手広く請け負うが、依頼は美女絡みか、依頼人の本音に「心が震えた時」しか受けない。
今は亡き親友の妹、槇村香をパートナーに病んだ都会の闇に蠢く悪を撃つ!!
ジャッキー・チェン!
今や、”その言葉の意味”がわかる人がいるのだろうか・・・。
ついでにとんちんかん
作者 | えんどコイチ |
---|---|
連載期間 | 1985年14号~1989年22号 |
巻数 | 全18巻 |
カンフーの達人・東風、超能力少女・甘子、天才発明家少年・珍平の三人を率いる謎のリーダー・抜作!
彼らこそ、ちまたを騒がす怪盗とんちんかんのメンバーであった!
一味を追う毒鬼警部&天地巡査の包囲網もなんのその!?
徐々に、怪盗漫画じゃなくて学園漫画になっていくっていうね。
自分も、学園漫画のイメージが強い・・・。
魁!!男塾
作者 | 宮下あきら |
---|---|
連載期間 | 1985年22号~1991年35号 |
巻数 | 全34巻 |
行き場を無くした全国の不良少年達を集めて、過激すぎる軍国主義教育を施す男塾。
その一号生筆頭である桃太郎は教官に目を付けられて、民家があっても破壊しながら突き進む男塾名物の直進行軍で、直進の先にあるヤクザの組事務所へたった一人で突撃するように命令されて……!
最初はコメディ色が強かったんだけど、いつの間にかバトル漫画になってたわね!
こういう硬派な漫画をまた読みたいなあ。
すもも
作者 | 天沼俊 |
---|---|
連載期間 | 1985年23号~1985年32号 |
巻数 | 全1巻 |
2001年、鎌倉CITYの雪野すももは、NEWMEN社の家事ロボット“はたらき小僧”を購入する。
だが、届いた“はたらき小僧”は、不良品だった!
しかし、返品するとスクラップされてしまうということを知ったすももは、返品するのをやめ、ポンコツロボットとの共同生活を始めるのだった。
へぇ~、天沼先生ってこの後、青年誌でエロコメディ描いたりしてたんだ。
まあ、それっぽい絵柄ではあったから納得・・・。
飛ぶ教室
作者 | ひらまつつとむ |
---|---|
連載期間 | 1985年24号~1985年38号 |
巻数 | 全2巻 |
東京に水爆が落とされた!
そのとき、たまたま地下シェルターに入っていたために助かった埼玉第八小学校の生徒たちと北川先生は、壊滅した関東でなんとか生きていくためにサバイバル生活を余儀なくされるのだった。
「第二部やります!」っていう話は結局どうなったの?
2018年にやるつもりだったようだけど、何も動きがないようだね・・・。
BLACK KNIGHT バット
作者 | 寺沢武一 |
---|---|
連載期間 | 1985年31号~1985年40号 |
巻数 | 全1巻 |
17歳になったバット・デュランは、生まれ故郷のレインボーリアへ戻るために、満月の夜に井戸の中へと落ちる。
不思議な水の中を抜けると、そこは故郷である「星船」であった。
王家の正当な血をひくバットは、姫として「星船」を封印している剣を抜くが、その時、「星船」を狙う海賊・ブラスマンが攻めてくるのだった・・・
このときから、作業にPCを取り入れてるってすごいわね・・・。
ただ、世界観は「コブラ」と変わらないような・・げふげふ。
ジャストACE
作者 | 井上泰樹 |
---|---|
連載期間 | 1985年32号~1985年41号 |
巻数 | 全1巻 |
ある日、荻野目純が働いているテニスコートに五十嵐奈緒美と父親がやってきた。
父親の横暴なコーチングに黙っていられなくなった純は、練習に割り込むのだが、そのリターンを見た奈緒美の父親は、純にテニスの才能を感じたのであった。
ボールをラケットの上で静止させたり、色々とぶっ飛んだテニス漫画だったわ。
あれだね、「テニスの王子様」の元祖だね!(適当)