今回は、”1970年~1979年のジャンプ連載作品を振り返る”の3回目です。
この時代の何がすごいって、読売巨人とジャンプが独占契約を交わしたことね。
そのおかげで、ジャンプに野球漫画が増えて、実名選手がどんどん漫画に出てたね。
でも、それが漫画人気に結びついていたわけではなかったような・・・。
まあ、漫画って現実から離れた部分を楽しむところもあるからねえ・・・。
1970年~1979年週刊少年ジャンプの連載作品 その③
明日はつかめるか
作者 | 篠原とおる |
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連載期間 | 1970年48号~1971年7号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売
若い嵐
作者 | 中沢啓治 |
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連載期間 | 1970年52号~1971年3・4号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売
人間の条件
作者 | 阿部兼士/五味川純平 |
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連載期間 | 1971年5・6号~1971年17号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売
怒りのマウンド
作者 | みね武/夏木信夫 |
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連載期間 | 1971年7号~1971年16号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売
プロレス捜査網
作者 | 眉月はるな |
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連載期間 | 1971年8号~1971年18号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売
ライオンブックス
作者 | 手塚治虫 |
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連載期間 | 1971年13号~1973年10号 |
巻数 | 全7巻 |
地球調査官ユーケイは、ある惑星に住む魔女と言われる人物を探し出し、殺す命令を受けていた。
果たして魔女の正体とは・・・そこで彼を待ちうけていたものは何だったのか!?
1話完結のオムニバスで、今読んでも楽しいわよ!
他誌で連載していたものの、リメイク連載だったね。
美女丸
作者 | 田中善之助 |
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連載期間 | 1971年14号~1971年20号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売
キーガール
作者 | 篠原とおる |
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連載期間 | 1971年16号~1971年35号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売
グズ六行進曲
作者 | 中沢啓治 |
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連載期間 | 1971年18号~1972年2号 |
巻数 | 全3巻 |
北海道で祖父と暮らすグズで泣き虫の六朗は、何をやっても失敗ばかり。
そんなある日、狂暴な熊に襲われて命を落とした祖父から、その死の直前に九州で母親・柳子(りゅうこ)が生きていると知らされる。
大好きな馬のゴン太と一緒に、幼時に別れた母をたずねて、ふるさとを後にするが・・。
周りが敵ばかりで、六朗はハードな人生だわね・・・。
中沢先生の漫画の主人公って大体ハードな人生だからさ・・・。
ジャパッシュ
作者 | 望月三起也 |
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連載期間 | 1971年20号~1971年44号 |
巻数 | 全2巻 |
今世紀初頭、南米マヤで日本人の学者によって不思議な予言板が発見された。
そこには歴代の世界征服者たちに続いて『ジャパッシュ』の名が記されていた。
マヤは後世の征服者を予言していたのだ!世界征服の野望を抱く日向光はジャパッシュを組織し、数々の謀略によって征服への道を驀進してゆく――!!
主人公が”とんでもない独裁者”っていう少年誌らしからぬ設定ね。
悪さが様になってきてしまったから、望月先生自ら終わらせたとか・・・。
4タロウ1ヒメ
作者 | バロン吉元 |
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連載期間 | 1971年21号~1971年35号 |
巻数 | 全2巻 |
ゴッドは万有の創造者であるとともにまた偉大なる破壊者である。
これはゴッドに反逆する四人の少年と一人の少女の物語である――。
昔の漫画を読んで思うのは、すべてが唐突よね・・・。
急に「自己紹介」を始めたところで笑ってしまったよ。
ばらの坂道
作者 | ジョージ秋山 |
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連載期間 | 1971年34号~1972年20号 |
巻数 | 全2巻 |
主人公の少年・土門健は、発狂してしまった母親の面倒を見ながら暮らしている。
父は母の発狂を機に、家族を捨てて蒸発。
そんなあるとき、母が健の同級生の少女の脚をツルハシで刺してしまう、という事件が起きるのだった・・・。
以前はプレミアがついてたけど、最近復刻されたから値段が落ち着いたわね。
”差別表現満載”なのによく復刻したもんだよ・・・。
Vの口笛
作者 | ながやす巧/遠崎史朗 |
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連載期間 | 1971年35号~1971年49号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売
侍ジャイアンツ
作者 | 井上コオ/梶原一騎 |
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連載期間 | 1971年36号~1974年42号 |
巻数 | 全16巻 |
名将川上哲治率いる巨人軍は日本シリーズ六連覇の偉業を成し遂げていた。
何もかもを手に入れたかに見える川上監督だったが、彼にはどうしても欲しいものがあった・・・それは「サムライ」。
そんなサムライを求める川上の目に留まったのは、四国土佐の土佐嵐高校の番場蛮であった。
原作が梶原一騎先生ってこともあって、「巨人の星」臭がところどころに出てるわね。
最後の方は”魔球対決”してたものね・・・。
荒野の少年イサム
作者 | 川崎のぼる |
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連載期間 | 1971年38号~1974年2号 |
巻数 | 全12巻 |
西部開拓時代の荒野。
両親を知らず鉱夫に育てられた日本人少年・イサム。
優しさと温もりに満ちた生活は大悪党ウインゲート一家に命を救われた嵐の日に終わりを告げる。
手には銃、刻まれるは無法者の掟、正義と悪の狭間から銃弾に愛を込めて…。
”人種差別”も取り入れて、なかなか深い話・・・。
メッセージ性が強い漫画ではあったよね。