今回は、”1970年~1979年のジャンプ連載作品を振り返る”の6回目よ。
漫画業界全体にエッチな感じの漫画が目立ってきた印象があったね。
「ハレンチ学園」が人気になったからか、似たような漫画が出てきてたわよね。
エッチなだけで、内容がいい加減なものが多かったけどね。
とりあえず裸を出しとけば・・・ね。
1970年~1979年週刊少年ジャンプの連載作品 その⑥
女だらけ
作者 | 柳沢きみお |
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連載期間 | 1973年47号~1975年45号 |
巻数 | 全7巻 |
美人で優秀な5人の姉を持つ、小学5年生・野崎六助。
六助は、勉強もスポーツも大の苦手・・・そして、彼の日常は姉たちに事あるごとにいじめられる毎日であった!
ふむふむ、ちょっとエッチな日常コメディみたいな。
”望んでないけど女の子が集まる”っていう漫画の元祖かもね・・・。
風!花!龍!
作者 | 池沢さとし |
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連載期間 | 1974年3号~1974年31号 |
巻数 | 全3巻 |
風魔の里の風は、立派なくノ一になるべく忍者学園に入学する。
けれど、そこはスケベな先生だらけの学校で・・・!?
そして、飛龍という男の子のにと出会った風。
どんどん仲良くなる二人の前に、花という異国の女性が学園に入学してきて?
これまた裸満載で、エッチな漫画・・・・。
「第二のハレンチ学園を目指せ!」みたいな流れでもあったのかしら・・・。
ピンク!パンチ!雅
作者 | 逆井五郎/武論尊 |
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連載期間 | 1974年4・5号~1974年17号 |
巻数 | 全2巻 |
日本の治安を守るクライムスィーパーの捜査員・三条雅が相棒・生島賢とともに悪の秘密組織・黒い女王(ブラッククィーン)の野望を打ち砕くべく奮闘する。
あるとき、元捜査員である山田元三が重要なマイクロフィルムを持って失踪した・・。
雅と賢は、このマイクロフィルムを奪還すべく、敵秘密基地潜入を決意する。
「クライムスイーパー」の続編だね!
なんで改題したんだろう・・まあ、こっちのほうがインパクトはあるけども。
どはずれ天下一
作者 | ジョージ秋山 |
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連載期間 | 1974年6・7号~1974年35号 |
巻数 | 全1巻 |
単行本未発売
もえろ!弁天
作者 | 宮のぶなお |
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連載期間 | 1974年32号~1975年2号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売
妖怪ハンター
作者 | 諸星大二郎 |
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連載期間 | 1974年37号~1974年41号 |
巻数 | 全1巻 |
異端の考古学者・稗田礼二郎。
彼は、日本各地の様々な場所を学術調査で訪れ、その地の歴史や伝承などを独自の視点で再検証し、超次元的・超自然的な事件に遭遇していく・・・!
当時流行りの「オカルト」が盛り込まれてて、面白かったんだけどなあ・・・。
短いながらインパクトがあったわね。
スケ番あらし
作者 | 車田正美 |
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連載期間 |
1974年39号~1974年43号 1975年22号~1975年42号 |
巻数 | 全2巻 |
遅刻の常習で、女らしさの片鱗もない”荒神山麗”の通う学校に、超金持ちの”綾小路静華”が転校してきた。
育った環境も性格もまったく違う二人は、事あるごとに対立するのであった。
後に「リングにかけろ」でヒットを飛ばす、車田先生の源流を感じるというか、なんというか。
サッカーとローラースケート組み合わせたり、この頃から発想がとんでもない・・。
ごろんぼ医者
作者 | 高山よしのり |
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連載期間 | 1974年42号~1974年51号 |
巻数 | 全1巻 |
医者の橘真は、父親の親友であるという松野の病院でしばらく働くこと。
しかし、その病人は四方を水に囲まれた中洲のような集落であった!
住んでいる人々の暮らしも貧しく、医療環境も最悪の場所で・・・。
貧困地域でのリアルな医療を描いていたね!
まさに隠れた、いや、隠れすぎた名作なんだけどなあ。
炎の巨人
作者 | 竜崎遼児/三枝四郎 |
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連載期間 | 1974年43号~1975年47号 |
巻数 | 全7巻 |
元巨人の選手で、怪我で引退を余儀なくされた”野球忍者”の炎要太郎。
要太郎の息子である忍は、そんな父親の仇をとるため、”巨人忍法帳”を手に、巨人の入団テストを受けるのであった・・・!
読売ジャイアンツ公認漫画の”第2弾”だったね。
ううーん・・・肝心の”忍法”が肩透かしだったわね・・・。
友だち学園
作者 | 石川サブロウ |
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連載期間 | 1974年44号~1974年48号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売
サーキットの狼
作者 | 池沢さとし |
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連載期間 | 1975年1号~1979年32号 |
巻数 | 全27巻 |
「ロータスの狼」と呼ばれる一匹狼の走り屋でスピードに命を賭けた男・風吹裕矢(ふぶき・ゆうや)。
公道グランプリのトップの座を獲得した風吹は、ついにA級ライセンスを獲得し、サーキット・レースに挑戦していくのであった・・。
でました!”スーパーカーブーム”の火付け役!
内容どうこうより、実際のスーパーカーがどんどん出てくるのが人気に繋がったようね。
かわいいギャンブラー
作者 | 勝木一嘉 |
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連載期間 | 1975年2号~1975年40号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売
花も嵐も
作者 | 川崎のぼる/梶原一騎 |
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連載期間 | 1975年3・4号~1975年38号 |
巻数 | 全3巻 |
「巨人の星」コンビの人間ドラマを描いた漫画だったね。
1話目からベトナム戦争の悲惨さが描かれてて、なかなかヘビーな内容・・。
熱風の虎(虎のレーサー)
作者 | 村上もとか |
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連載期間 | 1975年21号~1975年34号 |
巻数 | 全5巻 |
レーサーであった”大番虎吉”は、怪我をして引退を余儀なくされた。
そんな中、虎吉のパートナーであった松平春信は、才能ある若いレーサーを見つけ、新たなレースチームを作ろうとしていた。
そんなドライバー試験に、なんと虎吉の息子である虎一の姿が・・!
当時は、こういうモーター漫画がだんだん出てきた頃だったね。
内容がかなりマニアックだったし、村上先生はよっぽどバイクが好きだったんでしょうね。
ドーベルマン刑事
作者 | 平松伸二/武論尊 |
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連載期間 | 1975年36号~1979年48号 |
巻数 | 全29巻 |
凶悪犯罪専門の警視庁特別犯罪課に所属する、「ドーベルマン」と呼ばれる刑事・加納錠治の活躍を描いたハードボイルド・アクション。
ハイジャック事件を起こし、乗客全員を人質に取った犯人・三杉は、かつて自分の片腕を銃で吹き飛ばした刑事・加納錠治の身柄を要求するのだが・・!
連載期間の割りに単行本数が多いと思っていたら、他の漫画より掲載ページ数が多かったんだね!
毎週10Pくらい多く描いていたみたいよ・・・。