今回は、”1970年~1979年のジャンプ連載作品を振り返る”の9回目です。
1970年代もついに9回目に突入!
この頃は、連載の入れ替えが激しくて、数がどうしても多くなっちゃうから・・・。
まあ、今みたいに連載が5年、10年って続くような感じじゃなかったものね。
ちなみに、あと2回ほどで1970年代は完結予定です。
1970年~1979年週刊少年ジャンプの連載作品 その⑨
巨人たちの伝説
作者 | 星野之宣 |
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連載期間 | 1977年42号~1977年48号 |
巻数 | 全1巻 |
今から6万年前・・・。
第六氷期を迎えた地球は、氷に覆われようとしていた。
高度な文明を築き上げ、栄華を誇る巨人・タイタン族も存亡の危機に。
彼らは驚異的な科学力と精神力で、地表の温度を上げようとして……!?
氷河だったり、巨人だったり、スケールが壮大ねえ。
今読むと、古臭い感じは否めないけど、読み応えのある大作だね。
孔子暗黒伝
作者 | 諸星大二郎 |
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連載期間 | 1977年50号~1978年9号 |
巻数 | 全2巻 |
紀元前495年、赤気と共に生まれた二人の子供―赤とアスラ。
中国とインドにそれぞれ生まれながらも、やがて運命のもとに出会い、仏陀の導きにより一人の人間として生まれ変わる…。
彼こそが孔子の待ちわびた天子だった!
哲学や宗教学やら、諸星先生の知識がすごく詰まっている・・・。
扱う題材が題材なだけに、内容は理解しずらいかも・・・。
ピンボケ写太
作者 | ビッグ錠 |
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連載期間 | 1978年1号~1978年29号 |
巻数 | 全3巻 |
偶然に撮影した1枚の写真から高校生カメラマンとなったピンボケ写太こと日狩写太。
様々な撮影現場やプロカメラマンとのカメラファイトを通じて成長していく・・・!
果たして、写太の運命は・・・!
最初は、カメラの技術とか解説を入れ込んだハウツー漫画だったのに・・・。
途中から「対決」ものになってしまったのは、少年誌ゆえの宿命か・・!
家族動物園
作者 | 飯森広一 |
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連載期間 | 1978年2号~1978年13号 |
巻数 | 全1巻 |
小学5年生の”滝 正(たき ただし)”。
正の父親は腕の立つ剥製作りの職人であった。
ある日、おじさんが、病気で死にそうな子供のトラを剥製にするため、父のもとにやってくる。
しかし、正は、そのトラに”トラ公”と名前をつけ、自分が病気を治し、育てると言い出したのであった!
まさかのダイジェストみたいな始まり・・・!
ダイジェストにせず、”トラ公”との出会いはしっかりと描いたほうが良かったような・・・。
さわやか万太郎
作者 | 本宮ひろ志 |
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連載期間 | 1978年3・4号~1979年39号 |
巻数 | 全10巻 |
葛飾の名家・花見家は三代にわたる女系の家。
そんな家に100年ぶりの男子が誕生した。
その名は「花見満太郎」!人一倍の硬派に育った万太郎に、許婚がいた!
彼女は「松平五月」・・・代々男性ばかりの名家・松平家に230年ぶりに生まれた、お姫さまだった。
主人公が”いろいろなスポーツに挑戦する”っていう珍しいタイプの漫画だったわ。
まあ、結局中身は本宮先生らしい、いつものケンカ漫画なんだけど・・・。
警察犬物語
作者 | 石川サブロウ/三木孝祐 |
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連載期間 | 1978年21号~1979年41号 |
巻数 | 全6巻 |
警察犬の担当になった雨野しげお。
本来の刑事とはかけ離れた環境での仕事をなかなか受け止められずにいた。
さらに、そんな雨野の担当犬であるレックスは、病気を抱えていて・・・。
主人公のしげおは、実在の人物がモデルになっているようね。
後半になるにつれ、内容が”警察犬育成”から、”刑事もの”なっていったね。
怪艇ポセイドン
作者 | 枡谷タケシ |
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連載期間 | 1978年22号~1978年30号 |
巻数 | 全2巻 |
海上保安庁の巡視船に、怪しい船が拿捕された。
その船の名はポセイドン号。
巡視船に拿捕されたポセイドン号は巡視船の対潜ミサイル「アスロック」をも迎撃に成功し、いつしか海上保安庁から緊急時巡視艇として雇われることになったのだった。
主役が”超科学技術の塊である船”っていうのに時代を感じるわ・・・。
レーザー砲が”龍の形”しているのは、今となっては逆にカッコイイかも・・・。
カラテいのち
作者 | 西岡たか史/真樹日佐夫 |
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連載期間 | 1978年30号~1978年44号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売
命 MIKOTO
作者 | 小室孝太郎 |
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連載期間 | 1978年31号~1978年41号 |
巻数 | 全1巻 |
天王寺夫婦に待望の息子・命が生まれるが、母親は、その子供に普通の子とは違う何かを感じていた。
そんな中、命のいる病院に怪しい集団がやってきた。
実は、命は”変化法身”であり、その抹殺をたくらむ集団から命を狙われているのだった・・・。
宗教色の濃い漫画で、”呪術戦”が面白く描かれていたわね。
手塚治虫先生ゆずりの可愛らしい絵柄だから、残酷な描写に”インパクト”があるね・・・。
ロックンロールベースボール
作者 | 宮咲かずお |
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連載期間 | 1978年32号~1978年42号 |
巻数 | 全-巻 |
単行本未発売