”ドラゴン”それは”架空の生物”
だが、実際は”架空”でもなければ”生物”でもない。
人に害を及ぼすドラゴンには管理が必要だが、ロンドンの住人はドラゴンの姿を見ることができない。
それができるのは「リバース・ロンドン」といわれる、ロンドンの裏側に広がる街の住人だけだ。
そして、そのリバース・ロンドンには、ドラゴンを管理する保護機関あった。
その名は「ウイング・バインド」
そんな「ウインド・バインド」に所属する”新橋のえる”と”ニニー・スパンコール”は、今日も任務に励むのであった。
『BURN THE WITCH』とは
週刊少年ジャンプ2018年33号に読み切り掲載されたロンドンを舞台としたドラゴンファンタジー漫画。
作者は「BLEACH」の久保帯人。
”週刊少年ジャンプ創刊50周年記念”読み切り作品。
この読み切り版は、2018年12月4日発売の「BLEACHイラスト集 JET」に収録されている。
こんなストーリー
のえるとニニー
のえるとニニーは「ウイング・バインド」に所属する魔女である。
ニニーは成果を上げ、昇進を願っているのだが、”あるルール”があって、彼女たちは市民の代わりとなり、ドラゴンに関する雑務ばかりをやらされているであった。
リバース・ロンドンのドラゴン
この「リバース・ロンドン」での”ドラゴン”は、表ロンドンの住人が制御できない異形の総称のことである。
その形態や性質は多岐に渡っており、牧畜されるもの、食肉されるもの、燃料になるもの、薬品になるもの、発電になるもの・・と、そのすべての種が”資源”となってリバース・ロンドンの住人の生活を支えている。
しかし、ドラゴンの管理には唯一の絶対的なルールがあった。
それは”一般市民は決してドラゴンには接触してはならない”
ドラゴンへの接触は、「ウインド・バインド」に所属する魔女・魔法使いと呼ばれる者だけであった。
ダークドラゴン
なぜ、一般市民はドラゴンに接触を禁じられるのか。
それは、ドラゴンは人間に接触すると、負の感情を徐々に吸収し、人に害を為す”ダークドラゴン”となるからだ。
さらにダークドラゴンは知恵が高く、人の言葉を喋れるようになる。
こうなると”退治”するしか方法はない。
覆面竜(ディスガイザー)
ドラゴンには”覆面竜”と呼ばれる凶悪なドラゴンもいる。
”覆面竜”は、死体を被ってそのものになりすますドラゴンである。
今回の”覆面竜”は、どうやら何十年もの長い間、”あるもの”に化けていたようだ。
長い年月、負の感情を吸収していた”覆面竜”は強力な力を得ていた。
そして、その”覆面竜”は「魔女を食べることで不死身になれる」という迷信を信じ、2人を襲い始めるのであった・・・。
最後に・・・
以上、『BURN THE WITCH』の【読み切り版】のジャンプ漫画神拳であった。
読み切りとはいえ、続きが読みたくなるような面白い作品となっている。
性格が真逆な、のえるとニニーも可愛らしくて良いキャラをしていた。
また「BLEACH」で描き続けてきた迫力あるバトルシーンは今回も健在である。
この読み切りを読んでから、連載版を読むことで、さらに『BURN THE WITCH』の世界を楽しめるはずだ。