”女性アレルギー”という変わった体質を持つ高校生・桃生純太。
しかし、ある日を境に、大モテのメガプレイボーイに変身してしまう!
それは未来から来たDNAオペレーター・葵かりんが純太に間違えて撃ったD・C・M(DNA変化薬)弾のせいで・・・。
『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』とは
週刊少年ジャンプ1993年36・37号から1994年29号まで連載していたSFラブコメ漫画。
作者は桂正和、単行本は全5巻となっている。
連載期間は約10か月ほどながら、TVアニメ化、OVA化されるなど、コアな人気を博した。
また、アニメのOPとEDは、ブレイク前の『L'Arc〜en〜Ciel』と『シャ乱Q』が担当していた。
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こんなストーリー
高校生・桃生純太
私立歩駒高校に通う高校生、桃生 純太(ももなり じゅんた)。
一見、どこにでもいそうな男子高校生であるが、純太には、重大な悩みがあった・・・。
それは女の人の”水着”や”裸”を見ると、ゲロを吐いてしまうという、女性アレルギーの特異体質を持っていること・・・。
このことが原因で、”好きな女の子”がいても、いつも失敗ばかりしていたのだった。
DNAオペレーター・葵かりん
「ゼッタイにこの体質を治してやる!」と、意気込む純太。
そんな純太の前に、”雨ガッパ”のようなものを着た”謎の女の子”が現れる。
彼女は、「63年後の未来から来たDNAオペレーター、葵かりん」だと名乗る。
そして、”未来の大きな問題となる人口増加を抑えるために、100人以上の子供を残すメガプレイボーイ・桃生純太のDNAを書き換える仕事のために来たのだ”と、説明するのであった。
メガプレイボーイに覚醒!?
しかし、目の前にいる純太は冴えないモテない男で、どうみても”メガプレイボーイ”には見えない・・・。
もしかしたら人違いなのでは・・・?
けれど、「きっと、まだ本能が覚醒してないだけに違いない」と、かりんは純太に”DNAを書き換える特殊な銃弾”を撃ち込むのであった。
これにて一件落着!
・・・・かに思えたが、かりんが撃ち込んだ銃弾は、”DNAを書き換える”ものではなく、”DNAを覚醒”させるものであった!
こうして、ついに”メガプレイボーイ”として覚醒してしまった純太は、次々と女の子を魅了していくのだった。
果たして、かりんは未来を救うため”メガプレイボーイ”となった純太を止めることができるのか!?
モテない男から急にモテモテになった純太を巡り、少しおかしな恋愛模様が始まった!
最後に・・・
以上、『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』のジャンプ漫画神拳であった。
通常の恋愛漫画に桂正和先生お得意の”SF”を上手く合わせることで、今までになかったようなSFラブコメディに仕上がっていた。
しかし、そのせいか恋愛漫画としてもSF漫画としても、なんとも中途半端な内容となってしまい、ラブコメファンもSFファンも上手く取り込めていなかったように思えてしまった。
特に序盤はSF設定が強く、なかなかストーリーが理解しずらいのが難点か。
ただし、やはり桂先生の描く女の子は、とにかく可愛い。
もはや、これだけでも堪能できれば、十分と言っていいだろう。