3年前、ハロウィンの夜に起きたある殺人事件――。
その事件は「ハロウィン殺人事件」と呼ばれるものであった。
犯人は逮捕され、解決したはずの「ハロウィン殺人事件」・・・。
しかし、実は、事件はまだ解決していなかったのだ!
果たして、事件の真相とは・・・・!?
ひょんなことから事件に巻き込まれることとなった新人漫画家と、謎のアシスタントによる奇妙なコンビが真相を解き明かす、超本格ミステリー漫画。
『THE COMIQ』とは
週刊少年ジャンプ2018年46号から2018年52号まで連載されていた作者・高橋和希によるミステリー漫画。
単行本は全1巻。
週刊少年ジャンプ創刊50周年を記念して、「遊☆戯☆王」の高橋和希先生が執筆した短期集中連載漫画。
今作の作画作業は、ネームから原稿まですべてipad Proで作られており話題となった。
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こんなストーリー
新人漫画家・坂巻良太
主人公・坂巻良太は、売れない漫画家。
しかし、あるとき坂巻の描いた漫画が、穴埋めとはいえ”少女ジャンプ”に掲載されることとなった。
自分の漫画が掲載されることになり、喜ぶ坂巻だったが、そんな喜びもつかの間。
ふとしたことをきっかけに知り合った、刑事・桂田から、この街で3年前に「ハロウィン殺人事件」と呼ばれる奇妙な事件が起ったことを知らされる。
ハロウィン殺人事件
ハロウィン殺人事件・・・それは、被害者にハロウィンの衣装を着させ、町の高台から突き落とす、という坂巻の住む町で3年前に起こった奇妙な殺人事件であった。
何やら、そのとき事件の調査をしていた桂田によると、犯人は捕まったものの、坂巻の漫画の背景に、”事件の関係者しかしらない印”が描かれていると言うのだ。
一体、なぜ自分の漫画にそんな”印”が・・・?
謎の”アシスタント”
坂巻にはその”印”に、まったく心当たりはなかった。
それもそのはず、坂巻の漫画の背景を描いているのは、担当編集者の仲介で知り合った、アシスタント・・・。
ただ、坂巻は編集者を通じて作画データを受け取るだけで、実際にそのアシスタントにあったこともなければ、顔も知らない人物だった。
もしや、ハロウィン殺人事件の犯人が自分のアシスタントなのか?
しかし、なぜ、”印”を自分の漫画の背景に描き込んだのか・・?
もしや、真犯人は別にいるのか・・・!?
坂巻は、事件の真相を知るべく、アシスタントに会いに行くことになるのだが・・・・。
果たして、ハロウィン殺人事件の真相とは!?
新人漫画家が挑む、本格ミステリーが始まった!
最後に・・・
以上、『THE COMIQ』のジャンプ漫画神拳であった。
短期連載とはいえ、「遊☆戯☆王」以来の高橋和希先生の連載となった。
さすがに「遊☆戯☆王」プレッシャーから解放されたのか、伸び伸びと自分の描きたい作品を描き上げた印象があった。
さすがに、1巻完結ということもあり、本格ミステリーというには少々物足りなさを感じるが、ストーリー展開の構成は良く、非常に読みやすい。
パッと読むには、十分に満足できるだろう。