逢魔ヶ刻――。
それは、暗くなり”魔に逢う”とされる時間。
動物好きの”蒼井華”は、憧れの飼育員になるため、山奥の動物園に初めてのアルバイトへ向かう。
しかし、そこには、”ウサギ姿”の逢魔ヶ刻動物園の園長・椎名がいたのであった。
華は、そんな園長と園の動物たちと共に「天下一の動物園」を作るために奮闘する。
『逢魔ヶ刻動物園』とは
週刊少年ジャンプ2010年32号から2011年19号まで連載していた動物園ファンタジー漫画。
作者は堀越耕平、単行本は全5巻となっている。
「僕のヒーローアカデミア」の堀越先生の連載デビュー作。
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こんなストーリー
動物が大好きな女子高生・蒼井華
蒼井華は動物が大好きな女子高生だ。
しかし、クラスメイトからは”失敗ばかりのドジ女”とバカにされるほど、何をしても失敗ばかり・・・。
そんなあるとき、華は「”逢魔ヶ刻動物園”の飼育員アルバイトの募集」の貼り紙を見つける。
動物好きな自分にはまさにピッタリ。
そして、このアルバイトをきっかけに、失敗ばかり自分を変えよう!と、応募したのであった。
園長・椎名
採用面接のために、”逢魔ヶ刻動物園”を訪れた華。
しかし、そこに現れたのは人間ではなく、ウサギ姿の人間であった。
そして、彼はこの動物園の園長だというのだ。
どうやら”ある呪い”を受け、人間の姿から顔だけウサギの姿になってしまったようだが・・・。
そんな椎名は華を一目見ると、すぐさま”採用”を決めたのだった。
椎名の不思議な力
椎名は”不思議な力”を持っていた。
その力とは、”動物を喋らせたり、人のような姿形にすることができる”という不思議な力だ。
だが、その力を得たのには”ある理由”があった。
それは、椎名が人間だったときに受けた、化け物ウサギからの”呪い”
ウサギ人間へと姿が変わった代わりに、この”不思議な力”を得たのである。
そして、この”呪い”を解くには、この力を使って、動物たちの声を聞き、世界に轟く園を作らなければならないそうだ・・・。
華に課せられた使命
椎名は、呪いは解きたいが、”面白いことしかやならない”主義であった。
そのため、この”逢魔ヶ刻動物園”には動物はいるものの、客は0人の毎日・・・。
このままでは、椎名の”呪い”が解けるわけもない・・・・。
そんな現状を打破し、天下一の動物園にするようにと、華は椎名から使命を受けたのであった。
動物の世話を一任された華であったが、この動物園の動物はクセモノばかり・・・。
果たして、”逢魔ヶ刻動物園”を天下一の動物園にすることができるのか。
そして、椎名を元の人間の姿に戻すことができるのだろうか?
こうして、華の奮闘の日々が始まったのであった。
最後に・・・
以上、『逢魔ヶ刻動物園』のジャンプ漫画神拳であった。
華や椎名を始めとした登場人物のデザインがみんな可愛らしく、序盤は人気が出そうな気配もあったのだが、長期連載とはならなかった。
作品を通して、突き抜ける良さが何もなかったのが残念。
「僕のヒーローアカデミア」で堀越先生に興味を持った方は、この”逢魔ヶ刻動物園”が連載デビュー作なので、堀越作品を知るうえで是非読んで頂きたい。