田島圭吾が運営するウェブサイト「4u」
そこには、街に流れる奇妙な噂話、不可思議な体験談、出鱈目な作り話が日々集まっているという。
夢でみた男が迫ってくる”夢を知っていた男”、とある理由から誰も利用しない”むじな坂”、ある学校では、大晦日の深夜0時になると段数が増えるという”十三階段”・・・
田島圭吾をストーリーテラーとして、人々の恐怖で不可思議な物語を垣間見るホラー漫画。
『Word 4u_』とは
週刊少年ジャンプ2003年25号より年に1回のペースで掲載されていた漫画。
2006年まで本誌で掲載された後、ジャンプ the REVOLUTION!、ジャンプSQ、ジャンプ+などで掲載された。
今後の展開は不明だが、既刊2巻となっている。
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こんなストーリー
恐怖の短編集
この「word 4u_」は、サイトの運営者・田島圭吾によって恐怖の物語の数々が語られる短編集である。
「少年ジャンプだから」と侮るなかれ、大人が読んでも思わず”ゾクッ”としてしまうような話も数々収録されている。
また、中には後味が悪い終わり方をする話もあるため、それもまた恐怖心を煽り立てるだろう。
夢を知っていた男
「のり子」は夢の中で、踏切と電車の音、バラバラに体を引き千切られるような激しい痛み、そして恐ろしい形相で吠える男の姿を見る。
目を覚ますと、夢全体は曖昧なのに、その感触だけがリアルに残っていた。
翌朝、登校途中にのり子は、夢の中で見た男を目撃する。
すると、その男がこちらに気づき追いかけて来るのであった。
実は男も昨晩、”ある夢”を見ていた・・・。
少し切なさも感じるようなラストは衝撃。
ビデオ屋通りの幽霊
「峠谷のレンタルビデオ屋がある通り、そこには女の生首が出る」
そんな噂を聞いた明日香は、その夜に興味本位でそのレンタルビデオ屋の通りに行くことにした。
現場へ向かう途中、同級生の田辺と出会う。
田辺から「その場所では去年、女の人が背中を刺されて殺されるという事件が発生したから危ない」と忠告を受けたが、犯人はもう逮捕されているし大丈夫だ。
そんな話をしている二人の前に、女の生首が・・・・。
幽霊より生きている人間の方が怖い、そう思わせてくれる話。
最後に・・・
以上、『World 4u_』のジャンプ漫画神拳であった。
最近では、滅多に少年ジャンプでは見かけることがない”本格ホラー”
ストーリー性を求めると少し物足りないかもしれないが、1話完結なので、ゾクっとする漫画を手軽に読みたいという方にはオススメだ。