無法に略奪する海賊たち「モーガニア」を退治すべく、「ピースメイン」の仲間になるため旅を続けていたルフィ。
そんなあるとき、”六角のシュピール”に捕まった”アン”と出会う。
アンを助け出そうとするルフィであったが、シュピールは恐ろしい”妖術使い”だったのだ・・・。
『ROMANCE DAWN -ロマンスドーン-』とは
週刊少年ジャンプ1996年41号に読み切り掲載された海賊アクション漫画。
作者は尾田栄一郎、『WANTED! 尾田栄一郎短編集』に収録されている。
『ONE PIECE』アニメ化20周年を記念し、本作のアニメ化が発表され、2019年10月に放送された。
『少年ジャンプBOOKストア』で読める!

「少年ジャンプBOOKストア」は、その名の通り週刊少年ジャンプの”過去の名作”から”最新の作品”までが楽しめる集英社の電子マンガアプリ。
- デジタル版限定のオールカラー版含め、合計4000冊以上を配信中
- 紙のジャンプコミックスより、ちょっとおトクな値段!
- 一度購入すればPC・アプリのどれでも読める!(対応端末:WindowsPC/Mac/Android/iPhone・iPad)
こんなストーリー
ピースメインを目指す少年・ルフィ
この世界では、無法者の海賊たち「モーガニア」と呼ばれるものが、各地で略奪を繰り返していた。
いつしか、そんなモーガニアをカモにして、冒険を続ける「ピースメイン」と呼ばれる海賊たちが組織され、「モーガニア」と「ピースメイン」は抗争を続けていた。
麦わら帽子をかぶった少年、”モンキー・D・ルフィ”もまた、「ピースメイン」の仲間になるべく、一人、旅を続けている最中であった。
そして、ルフィはある日、「モーガニア」の”海賊”に捕まった一人の少女と出会う。
少女・アン
海賊に捕らわれた少女の名前は、”アン”。
アンによると、この海賊の船長は”六角のシュピール”と言い、恐ろしい”妖術”を操り、アンの村はボロボロにされ、財宝をすべて奪われてしまったのだ、という。
一体、シュピールとは何者なのだろうか・・・?
妖術使い・六角のシュピール
そんな2人の前に、ついに”シュピール”が姿を現した。
しかし、シュピールの狙いは、もともともアンはではなく、アンと常に一緒にいる友達の「バルーン」という”怪鳥(ルク)”であった。
何でも、「ルクの血には妖力が宿る」とされているのだとか。
「アンを捕らえておけば、”バルーン”が逃げることはない」
そう考えたシュピールは、アンを捕らえたのだ。
ルフィの妖術!?
自身が囚われながらも、どうにか「バルーン」を逃がそうと奮闘するアン。
だが、シュピールの”妖術”の前には、やはりどうすることもできない・・・。
そのとき、ルフィがシュピールの前に立ちはだかる。
しかし、ルフィもシュピールの強力な妖術に、万事休す・・・!
・・かに思われたが、ルフィは一切ダメージを受けてはいなかった!
そう、ルフィは、”あることが原因”で、全身がゴムとなった「ゴム人間」だったのだ!
いよいよルフィの逆襲が始まるが、シュピールは一筋縄ではいかず・・・!?
果たして、妖術使いvsゴム人間の勝者は!?
麦わら帽子をかぶった一人の少年の海賊冒険物語が始まった!
最後に・・・
以上、『ROMANCE DAWN -ロマンスドーン-』のジャンプ漫画神拳であった。
『ONE PIECE』連載前に週刊少年ジャンプに読み切り掲載されたプロトタイプ作品であった。
これが『ONE PIECE』のもとになった話か、という知識がある状態で読むせいなのか、非常に面白く感じてしまった。
若さゆえのものなのか才能なのか、細かいことを気にさせない”勢い”と”スピード感”がとても良かった。
あとは、連載になるにあたり、「モーガニア」「ピースメイン」という足を引っ張りそうな設定を排除して、話の広がる「悪魔の実」をフューチャーした判断もとても良かったな、とこの読み切りを読んで感じた。
シュピールが”「悪魔の実」の能力者”という感じでもなかったので、最初は「妖術(魔法?)」のような設定もあったのだろうか。