『電影少女』とは
週刊少年ジャンプ1989年51号から1992年31号まで連載していたSF恋愛漫画。
作者は桂正和、単行本は全15巻となっている。
CDブック、OVA、実写映画と様々なメディア展開をした代表的な作品となった。
『少年ジャンプBOOKストア』で読める!

「少年ジャンプBOOKストア」は、その名の通り週刊少年ジャンプの”過去の名作”から”最新の作品”までが楽しめる集英社の電子マンガアプリ。
- デジタル版限定のオールカラー版含め、合計4000冊以上を配信中
- 紙のジャンプコミックスより、ちょっとおトクな値段!
- 一度購入すればPC・アプリのどれでも読める!(対応端末:WindowsPC/Mac/Android/iPhone・iPad)
こんなストーリー
モテナイこと弄内 洋太(もてうち ようた)
高校生の弄内洋太は、同級生の早川もえみに片思いをしていた。
しかし、本人の前に出るとあがってしまい、まともに話しかけることすらできない状態・・・。
そんなある日、親友の”新舞貴志”の手助けもあり、ついに念願であったもえみとデートをすることになった。
しかし、ふとしたことから、もえみは「”新舞貴志”が好き」ということを知り、洋太はあっという間に失恋してしまう・・・。
レンタルビデオショップ GOKURAKU
そんな失恋の帰り道、たまたま見つけたレンタルビデオショップ”GOKURAKU”。
そこで洋太は、失恋の悲しさ、寂しさから『天野あい』というコのビデオを手に取り、借りてしまうのだった。
店主のおじいさん曰く、このお店は”ピュアな心の持ち主でないと見えない”のだそうだ。
さらには、入会金もレンタル料も必要なし・・・と、とても不思議なビデオショップであった。
ビデオガール・天野あい
自宅に帰り、さっそく借りて来たビデオを再生した洋太。
「このコにそばにいて、なぐさめてもらいたい・・・」
そんなことを考えていると、突然、そのビデオから女の子が飛び出してきたのであった!
現実離れした光景に最初は戸惑う洋太だったが、出てきたそのコは、顔は好みでスタイルは良い・・・まさに洋太にとって、天国のような出来事!・・かに思われたが、実は性格はがさつで男っぽくて、一筋縄ではいかない女の子であった!
彼女は「失恋した洋太をなぐさめるために出てきたビデオガール」だと言うのだが・・・。
果たして彼女の言う”ビデオガール”とは一体何なのか?
こうして、洋太とビデオガールとの、おかしな共同生活が始まったのだった。
最後に・・・
以上、『電影少女』のジャンプ漫画神拳であった。
桂先生の大好きなSF設定を軸に、しっかりとした本格的な恋愛漫画となっている名作である。
リアリティのある絵柄や裸体描写は男性読者を虜にし、その一方で、リアリティのある”恋愛心理描写”は女性読者に好評、結果的に男女ともから支持されていた珍しい漫画だった。
そして、この漫画が桂先生の漫画家としての知名度をグンと上げたことは間違いないだろう。
実はこの電影少女は「天野あい編」と「桃乃恋編」の2編から出来ているのだが、アニメやドラマなどでフューチャーされるのは毎回「天野あい編」だけのため、あまりそのことが知られていないようである。
近年になり、「電影少女」や「アイズ」が再度評価され、ドラマ化という流れになってきているので、ここはまた桂先生には恋愛漫画を描いて欲しいものだ・・・。