帝拳高校にとんでもない奴がやってきた!
泣く子も黙る超弩級のノーテンキ喧嘩ヤロウ、その名も前田太尊!!
入学早々、反目しあう応援団とボクシング部の抗争に巻き込まれてしまった太尊、勝嗣、米示の3人。
停学中のボクシング部主将の畑中が戻り、事態は混迷を極める・・・。
『ろくでなしBLUES』とは
週刊少年ジャンプ1988年25号から1997年10号まで連載していた不良学園漫画。
作者は森田まさのり、単行本は全42巻となっている。
当時、不良漫画といえばチャンピオン、マガジンと言われていた中で、久しぶりのジャンプでの大ヒット作となった。
また不定期ながら、キャラクターを2.5頭身にし、ギャグを全開にした『ろくでなしぶるーちゅ』の連載も行われていた。
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こんなストーリー
前田 太尊
ケンカが強く、男気に溢れ、仲間からの信頼も厚い男・前田 太尊(まえだ たいそん)。
そんな太尊は、「女子のセーラー服が色っぽい」という理由で”帝拳高校”に入学を決めていた。
しかし、今年から”ブレザー”に変わっていたことに怒り、止めに入った教師を思わず殴り飛ばしてしまう。
入学式早々、停学となった太尊であったが、この行動で学校中に名前が広まってしまったのであった。
ボクシング部と応援団
太尊が入学した”帝拳高校”では、”ボクシング部”と”応援団”が激しい抗争をしていた。
ボクシング部には主将を除いて、まじめにボクシングをやろうとするものはおらず、地区大会で手を抜いた試合を続けた結果、そのことに怒った応援団と乱闘騒ぎを起こしていたのだった。
以来、お互いは”犬猿の仲”、ケンカ三昧の日々を過ごしていた。
両者の事情はもちろん知らなかった太尊であったが、持ち前の男気からか、ひょんなことからいざこざに介入をしてしまい、ついには”ボクシング部”から目をつけられてしまう。
主将・畑中 優太郎
そんなあるとき、太尊は”謎の少年”と出会い、ケンカをすることに。
ケンカには自信のあった太尊であったが、放つパンチはことごとくかわされてしまう。
どうやら、”謎の少年”はボクサーのようであった。
先生の仲裁により、なんとかその場は収まったものの、太尊は先生から”謎の少年”の正体を聞かされる。
なんとその”謎の少年”は、応援団との抗争の責任を取り、無期停学となっていたボクシング部の主将・畑中 優太郎(はたなか ゆうじろう)であったのだ。
畑中は、才能あるボクサーで人望もありながら、学校の番長格・・・。
奇遇にも自身もボクシングジムに通い、丁度、”強い対戦相手”を求めていた太尊。
有望といわれる畑中と勝負がしたいために、徐々に”ボクシング部”と”応援団”の抗争に自ら巻き込まれていくのであった・・・。
最後に・・・
以上、『ろくでなしBLUES』のジャンプ漫画神拳であった。
もはや、『週刊少年ジャンプ』を語るうえで、誰しもが知っている有名な漫画だろう。
他のヤンキー漫画と違い田舎臭さを排除して、いかにも現実的でリアリティのある描写が今までにない不良漫画を作り上げており、とても魅力的であった。
また、所々ではさまれる、今までになかった独特なセリフ表現や、各キャラクターの表情、仕草がギャグ漫画のように面白く、それがいいアクセントになっていたように思える。
こういった漫画の新たな表現方法は、後の漫画作品に大きな影響を及ぼしたことだろう。
物語は、基本的には他校の不良との戦いがメインに描かれているが、作中には”ボクシング”という重要なテーマも含んでおり、ただの不良漫画で終わっていないところもオススメなポイントである。