今回は、”週刊少年ジャンプのゲームを振り返る【スーパーファミコン編】”の最終回です。
『幽☆遊☆白書』はシリーズを通して好評だった珍しいゲームだわね。
キャラゲーはこのときから”地雷”のものが多かったからね・・・。
開発者の”原作愛”によって、完成度が左右されてしまいやすいのかもね。
その一方で、『ろくでなしBLUES』なあ~・・・。
週刊少年ジャンプのゲームを振り返る【スーパーファミコン編】 その④
幽☆遊☆白書
メーカー | ナムコ |
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発売日 | 1993年12月22日 |
価格 | 10,080円 |
『幽☆遊☆白書』を題材とした対戦アクションゲーム。
従来の2D型対戦格闘ゲームとは異なり、リアルタイム型のターン制で行われ、1ターン内にお互いがそのターンに取る行動を選択し、先に相手の体力ゲージをゼロにしたほうが勝者となる。
相手の行動を読みこちらのコマンドを選択するなど高い戦略性が求められるため、システムの理解は必須。
闇雲なプレイでは勝てないようになっていた。
こういった戦略性の高いシステム、アニメキャストによるボイス、操作キャラが多いなど、評価が高いゲームである。
幽☆遊☆白書2 格闘の章
メーカー | ナムコ |
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発売日 | 1994年6月10日 |
価格 | 10,080円 |
好評を得た前作から一新、従来の2D対戦格闘ゲームへとなった。
原作に登場する全14キャラクターから好きなキャラクターを選択し、相手と戦っていく。
霊撃の使用には霊力ゲージを消費するなど独自要素が追加されていた。
キャラクターによって、性能の差が大きく、少々バランスが悪い大味なものになっていたが、十分に遊べるものとなっていた。
原作を上手く再現したストーリーモード、原作に登場した技がすべて収録されているなど、シリーズ第2弾の今作も好評を得た。
幽☆遊☆白書 特別篇
メーカー | ナムコ |
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発売日 | 1994年12月22日 |
価格 | 10,584円 |
『幽☆遊☆白書』シリーズのスーパーファミコンソフト第3弾。
第1弾の続編というような作りになっており、システムの改良と登場キャラクターの変更がされていた。
ストーリーモードは廃止されてしまったものの、不満点であった部分が改良され、第1弾よりも遊びやすくなっている。
キャラクターのバランス修正が行われ、性能の差が広がってしまっていた部分があったものの、上手く正当進化されていて、今作も評判が高いゲームであった。
原作、アニメファンなら間違いなく楽しめるものとなっている。
幽☆遊☆白書 FINAL~魔界最強列伝~
メーカー | ナムコ |
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発売日 | 1995年3月24日 |
価格 | 10,290円 |
『幽☆遊☆白書2 格闘の章』のシステムを継ぐ、2D対戦格闘ゲーム。
体力ゲージの他に、今回も霊撃の使用するために必要な”霊力ゲージ”は健在であった。
今作では仙水編以降のキャラクターが参戦し、隠しキャラクターではあるが、劇場版の『耶雲』も登場する。
多彩なゲームモードが用意されていたり、特定条件もとフィニッシュを決めるとカットイン演出が入るなど、楽しめる要素が前作よりもさらに増えていた。
このゲームもまた、原作、アニメファンなら間違いなく楽しめるものとなっている。
ろくでなしBLUES 対決!東京四天王
メーカー | バンダイ |
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発売日 | 1994年4月15日 |
価格 | 10,290円 |
『ろくでなしBLUES』を題材とした対戦アクションアドベンチャーゲーム。
用意されている”ストーリーモード”では、フィールドを探索し、さらわれた千秋を救出する、というもの。
バトルシーンでは対戦格闘アクションのようになる。
全8キャラクターを使用できる対戦モードも用意されているものの、非常に操作性が悪く、まったく爽快感がないため、格闘ゲームとしての楽しさは薄い。
またストーリーモードは、たまにバトルシーンが入る程度で、会話パートに加え、移動が長く、なかなかクリアするには根気がいるゲームであった。
リングにかけろ(ニンテンドウパワー専用)
メーカー | メサイヤ |
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発売日 | 1998年6月1日 |
価格 | 3000円 |
『リングにかけろ』を題材とした対戦シュミュレーションゲーム。
もともと1995年の発売予定であったが、スーパーファミコン市場の縮小により発売が中止され、『ニンテンドウパワー』による書き換えサービスが始まったことで、専用ソフトとして発売された。
行動ポイントを溜めたり、コマンドを入力することで相手を攻撃していく、シュミュレーションのような形となっていた。
原作愛に溢れた演出などは好評であったものの、1998年の発売であることや、書き換え専用ソフトということもあり、現在は入手困難となっている。
1997年9月30日から2007年2月28日まで日本国内のローソンおよび任天堂が実施したゲームソフトの書き換え販売サービス。
別途購入した『SFメモリカセット』『GBメモリカートリッジ』を店内に設置された『Loppi』にセットすることで書き換えることができた。