『べしゃり暮らし』とは
週刊少年ジャンプ2005年44号から2006年30号まで連載していた青春人間ドラマ漫画。
作者は森田まさのり、週刊少年ジャンプでの連載分は単行本全3巻となっている。
作者の体調面もあり、2007年よりヤングジャンプへと移籍。
週刊少年ジャンプ、ヤングジャンプを通じ全19巻で完結した。
『少年ジャンプBOOKストア』で読める!

「少年ジャンプBOOKストア」は、その名の通り週刊少年ジャンプの”過去の名作”から”最新の作品”までが楽しめる集英社の電子マンガアプリ。
- デジタル版限定のオールカラー版含め、合計4000冊以上を配信中
- 紙のジャンプコミックスより、ちょっとおトクな値段!
- 一度購入すればPC・アプリのどれでも読める!(対応端末:WindowsPC/Mac/Android/iPhone・iPad)
こんなストーリー
自称“学園の爆笑王・上妻 圭右
吉竹高校の上妻圭右は、人を笑わせることが大好き。
普段の学園生活はもちろんのこと、お昼の放送などでも学校中を笑わせていた。
「もっとウケたい」という一心で、圭右の行動は次第にエスカレートしていく。
一方で、学園の中には、そんな圭右をよくなく思っている者たちもいた。
彼らの妨害に度々あいながらも、まったく懲りることなく、本当の”爆笑王”になるために、日夜笑いを追及していくのであった。
圭右の良き理解者・子安 蒼太
圭右には、良き理解者がいた。
それは、クラスメイトの子安 蒼太(こやす そうた)である。
大人しくクラスでも目立たない存在であったが、お笑い芸人のラジオ番組のハガキ職人になるほど、お笑いが大好きであった。
そして、圭右の笑いに対する”姿勢”や”才能”を誰よりも認めていた。
運命の出会い
様々な問題に直面しつつも、”笑い”に情熱を燃やす圭右。
そんなある日、圭右のクラスに関西からの転校生・”辻本 潤(つじもと じゅん)”がやってきた。
なんと辻本は、元・お笑い芸人。
とんでもない人物の出現に、圭右は当然のようにライバル視をする。
そして、辻本もまた、何でも笑いで張り合ってくる圭右を不審に思うのであった・・・。
最初こそチグハグな二人の出会いであったが、次第に互いの”笑い”を認め合い、二人の運命が大きく変わっていくのであった・・・。
最後に・・・
以上、『べしゃり暮らし』のジャンプ漫画神拳であった。
「高校生がお笑い芸人を目指す」という作品だったが、漫画の中で、テレビのような笑いを描く・・という、かなり難しいジャンルであったように思えた。
当たり前だが、テレビでやっている漫才を見るのと違って、漫画で読む漫才では、やはり面白さがまったく伝わってこなかった。
ギャグも他のギャグ漫画とは違って、”リアリティのあるギャグ”のため、どうも寒い。
しかし、作中では当たり前のように大爆笑・・・と、そのギャップに読んでいて違和感を感じた。
漫才やギャグを楽しむというより、”人間ドラマを楽しむ”のが正しいこの漫画の楽しみ方だったのだろう。
もちろん、それは”少年誌的な楽しみ方ではなかった”ため、早々にヤングジャンプへと連載の場を移したのであった。