日本競馬史上、かつてない珍馬が生まれた。
体は小さいが走るのは速い、犬の様な白毛馬、みどり牧場一の競走馬・ミドリマキバオー。
競走馬としては極端に恵まれない体型を持つマキバオーが、無敵の競走馬・カスケードなどのライバルとの激戦を繰り広げ、成長していく模様を描いた競走馬ギャグ漫画である。
『みどりのマキバオー』とは
週刊少年ジャンプ1994年50号から1998年9号まで連載していた競走馬ギャグ漫画。
1996年にはアニメ化された。
作者はつの丸、単行本は全16巻となっている。
2007年からは「週刊プレイボーイ」にて、続編が連載された。
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こんなストーリー
珍馬・ミドリマキバオー
北海道のみどり牧場にて、桜花賞をとったこともある”ミドリコ”が子供を生む。
将来を嘱望された仔馬・ミドリマキバオーであったが、産まれた姿を見ると、白毛の短足で、速い馬とは思えない体格をしていたのだった。
その見た目からロバとの混血を疑われたマキバオーは、一時、肉にされる予定だったが、様々な出会いにより競走馬としての道を歩み始める。
マキバオーの”親分”・チュウ兵衛
マキバオーを”競走馬”として見出したのが、ネズミのチュウ兵衛だ。
出会いの初めこそ、面白半分だったが、徐々に”マキバオー”を一流の競走馬に育てるべく、真面目に調教や特訓を行うようになっていく。
とんでもなく毒舌で短気な性格だが、実は、誰よりもマキバオーのことを考える面倒見のいいところがあり、マキバオーにとっても、いなくてはならない存在である。
良き”パートナー”・山本 菅助
競走馬になるには、マキバオーの騎乗騎手が必要であった。
しかし、マキバオーの小柄な体格もあって、騎乗できる者がいなかった。
そんな中、現れたのが”山本菅助”である。
菅助もまた”小柄な体格”であったため、マキバオーに騎乗することができたのだ。
かつての落馬事故がトラウマとなって、騎乗できなくなっていた菅助だったが、マキバオーとの出会いがきっかけとなり、騎手として再起を図るのであった。
こうして、チュウ兵衛、山本菅助との運命的な出会いによって、競走馬としてのデビューが決まったマキバオー。
しかし、これから起こることは、困難なことばかり。
果たして、強敵・カスケードを始めとした強力なライバル達が多数いる”競走馬”の世界で生き残り、”一流の競走馬”になることができるのであろうか?
最後に・・・
以上、『みどりのマキバオー』のジャンプ漫画神拳であった。
ギャグ漫画というところがベースにあるおかげか、自然と”人間と馬が喋れる”という部分が、他の競馬漫画と違った面白さだった。
下ネタギャグ満載であるが、レース中などシリアスな場面も多くあり、”正統派競馬漫画”としても読むことができるのが、この作品の魅力でもあるのだろう。
ギャグ漫画として、そして競馬漫画としても読むことができるので、少しでも興味があるのならば、是非一読して頂きたい作品だ。