今回から、”週刊少年ジャンプのゲームを振り返る【ゲームボーイ編】”が始まります。
今思うと、小さい画面で、白黒で・・よくこんなのやってたわね。
途中で出てきた”ゲームボーイカラー”は革命的だったよね。
あのカラーになった”衝撃”を今の子供たちが味わえないのは可哀想ね。
今更ですが、ゲーム紹介はすべて”五十音順”です。
週刊少年ジャンプのゲームを振り返る【ゲームボーイ編】 その①
カルトジャンプ
メーカー | バンダイ |
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発売日 | 1993年9月10日 |
価格 | 3,984円 |
『週刊少年ジャンプ』が題材となっているクイズゲーム。
週刊少年ジャンプに関する「通常クイズ」「レトロ」クイズが出題される。
「クイズの王国」に築かれた「ジャンプの塔」をひたすらクイズに答えながら冒険するというストーリー。
クイズはすべて「週刊少年ジャンプ」の漫画から出題されるため、ジャンプ読者でしか答えられないという、まさにジャンプ読者のためだけのゲームであった。
当時は、本誌を読んでいれば簡単に答えられるクイズばかりであったが、発売から25年が経ち、時代経過と共に、今では出題される問題が難問ばかりとなっている。
キャプテン翼VS
メーカー | テクモ |
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発売日 | 1992年3月27日 |
価格 | 4,282円 |
ファミコンで人気を得た『キャプテン翼シリーズ』同様、コマンド形式のシュミュレーションサッカーゲームとなっている。
原作の『小学生編』のキャラクターたちで”ワールドユース”に挑むオリジナルストーリー。
容量の関係上、削られている部分があるものの、ファミコン『キャプテン翼Ⅱ』がベースとなっていた。
ファミコンシリーズ同様に高い人気を得た。
また、今作には、好きな選手を選び、チームを作って友達と遊べる対戦モードが搭載。
選手選びの際には、交互、PKで好きな選手を取り合うという斬新な方法が採用されていた。
キャプテン翼J 全国制覇への挑戦
メーカー | バンダイ |
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発売日 | 1995年9月15日 |
価格 | 4,282円 |
『キャプテン翼 J』のゲーム化第1弾作品。
これまでの”テクモ版”とは違い、通常のサッカーゲームのような作りになっている。
見せどころであるシュートシーンでは、迫力のある画面に切り替わるなど、『キャプテン翼J』の世界観を楽しめるようになっていた。
試合は2Dフィールドで展開されるのだが、容量的に無理があったのかキャラクターがとんでもなくカクカク動き、完成度に疑問符が付くようなものになっていた。
そんなデキの悪さを隠すためなのか、ストーリーの他に、練習モード、対戦モード、PKモードと遊べる項目が充実している。
キン肉マン ザ・ドリームマッチ
メーカー | ユタカ |
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発売日 | 1992年9月12日 |
価格 | 3,568円 |
『キン肉マン』を題材にした対戦プロレスアクションゲーム。
キン肉星王位争奪から数年後、超人たちの中で一番強い者を決める・・というストーリー。
原作に登場する全6キャラクターから好きなキャラクターを1体選び、試合に勝ち抜いていく。
プロレスゲームではあるもののフォールが存在せず、対戦相手の体力を0にすれば勝ちとなる。
各キャラクター必殺技デモが用意されているなど頑張ってはいたのだが、遊べるモードが2種類だけと少ない、キャラクターが少ない、技が少ない・・・と、長く遊べるようなゲームではなかった。
魁 !!男塾 冥凰島決戦
メーカー | ユタカ |
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発売日 | 1990年8月4日 |
価格 | 3,670円 |
『魁 !!男塾』を題材とした対戦アクションゲーム。
原作の『天挑五輪大武會編』がメインとなっている。
原作に登場するキャラクターから好きなキャラクターを1体選び、対戦相手の体力を0にしたら勝ち、というもの。
全13キャラクターと豊富ではあったが、顔グラフィックがないと誰が誰だかわからない酷さであった。
また、各キャラクターの動きや能力値にほとんど差異はなく、コンボやガードが存在しないため、武器のリーチの長さによってほぼほぼ勝負が決まるなど、対戦ゲームとしては遊べたものではなかった。
シャーマンキング 超・占事略決【メラメラ編/ふんばり編】


メーカー | キングレコード |
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発売日 | 2001年12月21日 |
価格 | 4,179円 |
『シャーマンキング』を題材とした対戦カードゲーム。
プレイヤーは”シャーマン”となって、霊を召還して戦い、最強のプレイヤーを目指す。
実際に発売されていた『シャーマンキング』のトレーディングカードゲームをゲーム化させたもの。
ゲームボーイカラー専用ソフトとして”2バージョン”で発売された。
基本となるシャーマンカードの他にも、霊カード、巫術カード・・・等々、多種多様のカードが用意されており、奥深い戦略性が楽しめるカードゲームであった。
ゲーム内ではルールも丁寧に解説されており、もとのカードゲームのルールを知らなくとも、十分に楽しめ人気となった。
ジャングルの王者ターちゃん
メーカー | バンダイ |
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発売日 | 1994年7月29日 |
価格 | 4,298円 |
『ジャングルの王者ターちゃん』のゲーム化第1弾。
ターちゃんを操作し、全5ステージをクリアしていくアクションゲーム。
妻であるヂェーンに色々な指令を受けてストーリーを進めていく。
ゲームボーイのキャラゲーとしては意外にもしっかりと作られていて、トップビュー、サイドビューに切り替わって遊べる部分や、”ムササビ飛び”や”フニフニ避け”など、原作を再現したアクションも多数用意されていた。
原作の主要キャラクターも登場するため、原作ファンなら楽しめるゲームであった。
聖闘士セイントパラダイス 最強の戦士たち
メーカー | バンダイ |
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発売日 | 1992年11月13日 |
価格 | 5,033円 |
『聖闘士星矢』のカードダス版『セイントパラダイス』を元にしたロールプレイングゲーム。
銀河戦争編、十二宮編、ポセイドン編の全3章からなる物語をクリアしていく。
カードダスがもとになっていることもあり、一般的な”アイテム”が”カードダス”という表記になっている。
ストーリーはテレビアニメを忠実に再現しており、決して悪いものではなかった。
しかし、ザコ敵とのエンカウント率が異様に高いことや、ダンジョンが長い、原作の見どころである必殺技が弱い・・・と、コスモ愛がないと精神的にクリアするのが難しいゲームであった。
仙界異聞録 準提大戦 ~TVアニメーション 仙界伝封神演義より~
メーカー | バンプレスト |
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発売日 | 2000年11月24日 |
価格 | 4,179円 |
『封神演義』を題材としたシュミュレーションロールプレイングゲーム。
敵・味方が交互に行動をし、マップ上の敵を倒したらステージクリアというもの。
キャラクターの”すばやさ”によって行動順が決まる「アクティブターンシステム」が搭載されており、常に次の一手を考えて行動する戦略性が求められた。
TVアニメのタイトルがついているが、漫画版の原作が基準になっており、仙界大戦の終盤からゲームが開始され、オリジナルストーリーへと展開されていく。
本編ではイベントが数多く用意されており、中には、原作では死亡してしまったキャラクターとの再会イベントもあるためファンから感動を得た。
SLAM DUNK がけっぷちの決勝リーグ
メーカー | バンダイ |
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発売日 | 1994年8月11日 |
価格 | 4,173円 |
『SLAM DUNK』を題材としたバスケットボールシュミュレーションゲーム。
対戦モードのほかに、”予選リーグからインターハイを目指す”ストーリーモードが用意されていた。
試合はコマンド選択式となっており、”パス””シュート”といったコマンドを選択し、試合を進めていく。
キャラクターのアニメーションが用意されて、『SLAM DUNK』の世界観を上手く再現していた。
高い戦略性を求められ、人気を得た一方で、シュミュレーションという形のためか、一試合一試合が長く、長時間の集中力を必要とするなかなか根気のいるゲームとなっていた。