人類が滅亡の危機に瀕していた、別の銀河系の物語・・・。
ある日、”惑星ダロウス”に一人の男が漂着した。
その男は、どこか怪しげで、”何か”を知っているようであった。
一体彼は何者なのか!?…逃亡を続ける理由とは…!?
そこには、人類を滅亡を救う”鍵”が隠されていて・・・。
『惑星をつぐ者』とは
週刊少年ジャンプ1995年41号から1995年49号まで連載していたSF漫画。
作者は戸田尚伸、単行本は全1巻となっている。
戸田尚伸の連載デビュー作、かなり練られたSF漫画であったが、長期連載とはならなかった。
打ち切り漫画ながらも、今でもファンが多い漫画のひとつである。
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異星人に支配された星たち
この宇宙には、様々な異星人たちが存在し、それぞれの存亡を賭け、宇宙に進出していた。
人類もその一種にすぎなかったのだが、人類はこの宇宙において滅亡しかかっていた。
人類の肉体はあまりにも弱すぎ、異星の厳しい環境には適していなかったのだ。
いつかしか、この宇宙において、人類が生きる手段はふたつとなっていた。
ひとつは、厳しい自然の中で細々と生きていくか、もうひとつは、奴隷として異星人に仕えるか・・・。
灼熱の星・ダロウズ
”ダロウズ”と呼ばれるこの星もまた、異星人によって侵略をされていた。
人類は”奴隷”として、この星へと連れてこられ、毎日の厳しい労働を課せられていたのだった。
そんなある日、このダロウズで奴隷として働く・マットは、生き倒れていた”謎の男”を助けるのであった。
マットは、”謎の男”が回復をするまで、一時的に自分の家に住ませることにした。
バルカス種族
灼熱の星・ダロウズを支配しているのは、『バルカス種族』といわれる異星人であった。
彼は熱さや紫外線に強く、この灼熱の地においても、ボディースーツを必要とせず、水も人類の百分の一の量で活動ができるため、この星において最も適した種族だった。
バルカス種族は、ダロウズ星にわずかに存在する水を管理することで、人類を支配していたのだ。
人類は太刀打ちすることができず、彼らの言うことを聞く以外、この惑星で生き残る方法はなかった。
”謎の男”の正体
マットが介抱した”謎の男”はどこか怪しげであった。
まるで、”何か”を知っているよう・・・。
しかし、特に素性を明かすことなく、マットの家で生活を続けていた。
そんなあるとき、バルカス種族により”手配書”が配られた。
そこに映し出されていた男は、”全宇宙で犯罪を重ねる凶悪犯”で、このダロウズに潜伏している、というのだ。
マットはその”手配書”を見て驚く・・・・。
なんと、その”手配書の男”こそ、マットが助けた”謎の男”だったのである!
果たして、一体、彼は何者なのか・・・!?
何を目的にこの惑星にやってきたのか・・・??
宇宙を舞台とした壮大な人類の物語が始まった。
最後に・・・
以上、『惑星をつぐ者』のジャンプ漫画神拳であった。
壮大なSF設定は確かによく練られているし、全編を通して面白い作品だった。
中には「なぜこれを打ち切りにしたのか」というような声もあるようだが、それはコミックとして読んでいる人の意見であって、”ジャンプの中で連載している漫画”としては、違和感は否めなく、打ち切りはやはりしょうがなかったのでは・・・と思えた。
当時としても古臭いSF小説のような設定で、読み飛ばされてもしょうがないような渋い絵柄、全体的にも大人色が強く、どうみても少年誌のコンセプトとはズレすぎている印象を感じた。