二子玉川学園高校にやってきた新任教師・川藤幸一。
その熱血漢ぶりは、担任クラスでも好感を持って受け入れられる。
やがて不良の巣窟となっていた野球部再建に着手するが、猛反発する部員から、川藤が前の学校を”あることが原因”で辞めたことを暴露されてしまうのだった・・・。
伝統ある野球部を再建しようとする男と、不良の部員たちが甲子園を再び目指す物語である。
『ROOKIES ルーキーズ』とは
週刊少年ジャンプ1998年10号から2003年39号まで連載していた野球漫画。
作者は森田まさのり、単行本は全24巻となっている。
後半、作者の体調不良により休載が続いていたが無事に完結。
その後、実写ドラマ化され大人気となった。
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こんなストーリー
新任教師・川藤幸一
川藤幸一は、もともと神田川高校の教師だったが、”ある事件”を起こして辞職。
その後、復職し、二子玉川学園で教鞭をとることになった。
そんな川藤は、新任初日に遅刻。
急いで学校に向かっている途中で、不良に絡まれていた小林に出会う。
そして、小林をきっかけに、”二子玉川学園野球部”の存在を強く意識するのだった。
二子玉川学園野球部
二子玉川学園野球部は、43年ほど前には甲子園出場まで果たしていた伝統のある野球部であったが、今は不良の溜り場と化していた。
もともといた部員たちは自暴自棄になっており、野球部は荒れた学園生活を送っていたのであった。
彼らの素行の悪さには、教師たちも見て見ぬ振りで厄介者扱い・・・。
しかし、川藤だけは今までの教師とは違ったのだった。
野球部活動再開へ・・・
彼らの心の奥底に燃える情熱、中には野球をやりたがっている者もいる、目標を持てば変われる、ということを感じ取った川藤は野球部顧問に就任する。
そして、野球部の活動再開に向けて、これまで教師の誰も向き合ってこなかった野球部たちに寄り添っていくのであった。
最初は、熱血漢溢れる川藤を邪険にしていた不良野球部たちだったが、親身になり、一人一人と向き合っていく川藤に、心を開いていくのだった。
そして、いつしか彼らは”甲子園”を目標に、真剣に野球に取り組んでいく。
しかし、そのほとんどが野球未経験・・・。
果たして、川藤率いる”不良”野球部たちは、”甲子園”にいくことができるのだろうか?
最後に・・・
以上、『ROOKIES ルーキーズ』のジャンプ漫画神拳であった。
最初は、野球部の不良生徒たちの更生を描いていたのだが、野球部のメンバーが揃ったことで、本格的な野球漫画へとなっていく。
描かれる青春人間ドラマも熱く、思わず涙してしまう話もあるほどだ。
少年誌らしからぬ、超人もいなければ、特殊能力もない、どこにでもいそうなリアリティ溢れるキャラクターたちが主役となっており、また、舞台となっている高校も二子玉川駅のあたりに、本当にありそうな高校だ。
そういった親近感もあり、読者が物語に感情移入できたのだろう。
リアリティのある青春野球漫画が読みたい人には是非ともオススメの名作である。