鯉昇竜次は関東大極系鯉昇組の跡取り息子だが、家庭のいざこざもあり、妖精に憧れる純情少年であった。
極悪な家庭に反発し、家出を繰り返していたが、ある夜、水浴びをしている女の子を目撃する。
しかし、そのお尻には、なぜだか尻尾が生えていた・・。
現実の女性には全く興味のない中学生・鯉昇竜次と、彼を一人前のスケベに育て上げるべくやってきた悪魔・聖まりあが巻き起こす悪魔ラブコメディ。
『てんで性悪キューピッド』とは
週刊少年ジャンプ1989年32号から1990年13号まで連載していた悪魔ラブコメ漫画。
作者は冨樫義博、単行本は全4巻となっている。
後に「幽☆遊☆白書」「HUNETR×HUNTER」といった大ヒット作を生み出す、冨樫義博先生の連載デビュー作。
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こんなストーリー
女性に興味なし!?鯉昇 竜次
関東大極系鯉昇組の跡取り息子。
しかし、本人にその意思と気概がまったくなく、家出を繰り返していた。
ある夜、今日もいつものように家出をした竜次であったが、森の中で水浴びをしている女の子を目撃してしまう。
しかし、お尻には尻尾がついており、どうみてもその姿は”悪魔”であった。
驚いた竜次は、すぐさまその場を離れようとするが、”悪魔の女の子”に見つかってしまうのであった・・・。
”悪魔”聖 まりあ
なんとかその場から逃げ出した竜次は、家に戻ると家族に「悪魔を見た」ことを説明するが、誰にも信じてもらえなかった。
翌日、学校の友人たちにも話すが、やはり信じてもらえなかった。
そんな幻想を見ている竜次に対して、友人たちは「現実に目を向けろ」と、街にナンパに誘うのであった。
街で女の子の物色をしていると、栗色の髪の毛の可愛らしい女の子が、竜次の前にやってきた。
・・・そう、その女の子は、昨日見た”悪魔”だったのである。
”悪魔”との同居生活
その場もどうにか逃げることができた竜次であったが、家に帰ると、父親から「話がある」と言われる。
なんと父親は「家に女をひとり住ませる」というのだ。
その場に現れたのは、またしても”悪魔”・・・”聖 まりあ”だった。
そして、父親は跡取りの竜次のふがいなさに頭を悩ませており、スケベの「家庭教師」として”まりあ”を居候させることを決めたのだと言う。
こうして、”悪魔”との少しエッチな同居生活が始まった・・・・。
果たして、竜次は、一人前のスケベ(?)になることができるのだろうか?
最後に・・・
以上、『てんで性悪キューピッド』のジャンプ漫画神拳であった。
富樫先生本人としては、ラブコメは不本意らしく、本人の中では、”なかった作品”となっているようだが、家族が”エロ”に関して好意的というラブコメの中でも、珍しい設定がなされている。
そういった点でも、面白いと思うのだが・・・・。