この世界には、”魔法律協会”と呼ばれる魔法律によって悪霊の犯罪を裁き、あの世へ送るために作られた新設の機関が存在している。
罪(人間に危害を加えるなど)を犯した霊に対して刑を下し、あの世へ送る能力を持つ魔法律執行人・六氷透と、彼の助手を務める草野次郎。
そんな彼らのもとに、霊に悩める人たちが次々と訪れ…。
『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』とは
週刊少年ジャンプ2004年53号から2008年14号まで連載していたダークホラー漫画。
作者は西義之、単行本は全18巻となっている。
物語の完結から10年後の2018年になり、アニメ化。
さらに、「ジャンプ+」にて続編である『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 魔属魔具師編』の連載が開始された。
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こんなストーリー
六氷魔法律事務所
現代の日本では、本来なら現世にいるべきではない死霊が悪さを働き、人々に害を与えるという事件が日々起こっている。
そんな霊の犯罪を裁き、あの世に送るために”魔法律協会”と呼ばれる機関が存在していた。
そして、『六氷魔法律事務所』もまた、魔法律の名のもと、”霊に関わる”相談を請け負っていたのである。
所長・六氷 透
六氷 透(通称・ムヒョ)は、六氷魔法律事務所の所長にして、魔法律の執行を唯一許される魔法律家の最高位「執行人」の位に史上最年少でついた天才である。
見た目はとても幼いが、その力は執行人の中でもとりわけて強力だ。
しかし、強力な力の消費は激しく、執行後は3日3晩眠らなくてはならないなど、よく寝ていることが多い。
助手・草野 次郎
そんなムヒョを手助けしているのが助手である草野 次郎(通称・ロージー)だ。
ロージーはムヒョと同じ”執行人”を目指す少年である。
心優しい性格なのだが、色々とドジを踏むことが多く、周りからは”ダメ助手”と呼ばれている。
だが、潜在能力は高く、ムヒョはロージーのことを心のどこかで信頼しているのであった。
”魔法律書”で解決へ
ムヒョとロージーのもとには、日々、霊の害に悩む相談者が訪れる。
あるときは、「友人の霊に悩まされている者」、あるときは「家に出る霊に悩まされている者」、あるときは「ピアノに潜む霊に悩まされている者」・・・・その悩みは様々。
ムヒョとロージーは、”魔法律書”の力を使い、人々を悩ます霊たちと対峙していくのであった・・・。
果たして、二人は霊の被害から人々を救い出すことができるのか?
戦慄の世界への扉が開かれた・・・。
最後に・・・
以上、『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』のジャンプ漫画神拳であった。
霊が関わるトラブルを解決していくというものだが、解決に至るのに法律を使って解決していくのは面白い試みだったと思う。
一言でいうと「全体的に不思議な雰囲気の漫画」であった。
西先生の独特な視点というか世界観で描かれているため、読者がついて行きにくいというか・・。
「こうすれば読者からもっと人気が出るのでは」「こうすれば・・・」ということはなく、最後まで自分の描きたいことを貫いた感じがした。
その媚びない姿勢もあってか、結局、このときの連載は、すべての黒幕が判明したもののうやむやな感じで終わってしまったため、続編の「魔属魔具師編」で、すべてが解決することに期待したい。