週刊少年ジャンプの長い歴史の中で、数々の名作といわれる漫画が生まれ、また、その漫画の中から印象に残る名セリフ・名言も数多く生まれてきた。
今回は、そんな『印象に残る名セリフ・名言』を紹介していく第2回目。
私生活で使えるセリフはもちろん、色々な場面で使えるセリフまで紹介していくつもりなので、「こんなセリフあったなあ」「これはいい言葉だなあ」など、ご自由に楽しんで頂ければ幸いである。
- 『幽☆遊☆白書』より
- 『SLAM DUNK』より
- 『聖闘士星矢』より
- 『北斗の拳』より
- 『ドラゴンボール』より
- 『ジョジョの奇妙な冒険』より
- 『I"s アイズ』より
- 『僕のヒーローアカデミア』より
- 『BLEACH』より
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』より
『幽☆遊☆白書』より

螢子の女子校バスケ部女子寮で、朝起きると足跡が1歩づつベッドに向かってくる怪奇現象が発生していた。
幽助は螢子の提案で女装して女子校に潜入したものの、自身では事件の真相を暴くことができず、相棒である蔵馬に女子高への侵入を依頼するのであった。
そのときに発せられた蔵馬のセリフがこれである。
以前、桑原の友人から”女性”と勘違いされたときの皮肉も入った素晴らしいセリフとなっている。
『SLAM DUNK』より

赤木と1on1で勝負するときに当時、まったくのバスケ素人であった花道が披露したディフェンス術。
あらゆるコースを腕によって塞ぐという、花道の身体能力の高さだからできる秘儀である。
これに驚いた赤木から見事にボールを奪った花道は、このディフェンスをきっかけに見事に勝利を得たのだった。
スラムダンクを語る上で、印象に残る名シーンでもあり、いわゆる「フンフンフンディフェンス」と呼ばれている。
『聖闘士星矢』より

ゴールドセイントが守護をする宮を通らないと訪れることさえ、困難な人馬宮。
そこに、やっとの思いで辿り着いた星矢達を待ち受けていたものは、「ここを訪れし少年達よ、君達にアテナを託す」というアイオロスからの遺言であった。
未来永劫、誰も訪れないかもしれない人馬宮で、自分に変わってアテナを守護する真の聖闘士が現れる事をアイオロスはその最期の瞬間まで信じつづけていたのであった・・・。
そんなアイオロスの熱い想いを感じた星矢達は涙し、命を懸けてアテナを守り抜く事を改めて誓う・・・という、聖闘士星矢屈指の名セリフだ。
『北斗の拳』より

主人公であるケンシロウが、相手を自分の死に気付かぬ内に葬り去った際に使用する決めセリフ。
もはや「北斗の拳」は読んだことがなくとも、このセリフだけは知っている、という方も多いことだろう。
実は、そんな象徴的ともいえるセリフであるが、原作では一度だけしか登場していないのだ。
原作では、それほどスポットが当てられることがなかったこのセリフであったが、アニメではこの印象的なセリフをフューチャー。
次回予告や敵を倒す際に多用されていた。
そのおかげもあってか、今では『北斗の拳=お前はもう死んでいる』というくらい、有名な名セリフとなったのである。
『ドラゴンボール』より

かつてのライバルであったキュイを簡単に爆殺したベジータ。
そんな空中で飛び散るキュイの肉片を花火に例え、言い放ったのがこのセリフである。
その残忍さや、肉片を花火に例える辺りは、いかにも悪の王子ベジータらしい。
その後、ネットの発展と共に、動画サイト等で徐々にネタにされてしまい、主に”爆発シーン”などで「きたねえ花火だ」といったタグやコメントが多く見受けられるようになった。
『ジョジョの奇妙な冒険』より

ジョジョの奇妙な冒険、第3部に登場したディオ。
ジョースターたちを追うため、車を奪ったディオであったが、道は渋滞で上手く進むことができなかった。
このままでは、ジョースターたちに逃げられてしまう・・・・
しかし、ディオは画期的な解決方法を運転手に伝える・・・それは多くの人が行き交う”歩道”を走ること。
そして、車が走っていない道路脇を指差しながら、運転手に対してこのセリフを言い放ったのである。
ディオの暴虐で残忍な部分が躊躇に現れ、読者にとてつもないインパクトを与えた衝撃的なセリフだ。
『I"s アイズ』より

物語のヒロイン・伊織を付け狙うストーカー、マリオネットキング。
その魔の手はついに、伊織のすぐ近くまで迫っていた。
伊織を守るためにも、マリオネットと対峙した一貴はどうにか守り抜くことができたものの、自身も重症を負ってしまう・・・。
病院に入院するも、何日もまったく目を覚ますことがない一貴。
そんなあるとき、想いを寄せる伊織が電話越しに一貴に語り掛けたときに発したのがこのセリフである。
物語を通し、常に想いが行き違いを見せていた二人であったが、ついに結ばれることになった感想的なシーンでもあった。
この感動的なクライマックスに多くの少年少女たちが涙したものである。
『僕のヒーローアカデミア』より

生まれつきの”無個性”であるがゆえに、ヒーローには適していなかった出久。
周囲からは諦めるように言われ続けるものの、それでもヒーローになることを諦めきれずに、夢見ていた。
あるとき、出久はついにオールマイトに認められ、言葉をかけられた。
そして、その言葉こそが、出久がなによりも一番聞きたかった言葉だったのだ。
『僕のヒーローアカデミア』はやくも1話目にして登場した、とても感動的な名言であった。
『BLEACH』より

一護の母である真咲は、彼が幼い頃、虚に殺されてしまった。
激闘の末に敵を討った一護であったが、一護は母の死は自分のせいだと責め続けていた。
その思いを父である一心に告げると、普段はへらへらしている彼からは想像できぬ、言葉が返ってきたのだった。
一心らしい言葉選びを含みつつも罪の意識を感じ、今まで自身を攻め続けていた一護を救った印象的な名セリフであり、名シーンである。
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』より

あることがきっかけとなり、グレてしまった纏の同級生を両津が一喝した時のセリフ。
長い人生、挫折したり、つまづくことばかりだろう。
しかし、それは多くの人が必ず経験をすることなのだから、決して恥ずかしいことではない。
問題なのは、そこから立ち上がらずに、何もかも諦めてしまうことだ、というまるで人生教訓のような言葉である。
七転び八起き、転んでも何度でも立ち上がり続ける両津だからこそ、説得力のある言葉となっている。
→心に刻め!!少年ジャンプ漫画の”名セリフ・名言”を振り返る その③に続く・・・!