忍界大戦ももはや過去、木ノ葉隠れの里も平和を享受する時代。
七代目火影の息子・ボルトは、偉大すぎる父の影響か鬱屈した日々を送っていた。
新たなる災いの影にも気づかずに…。
大人気名作漫画「NARUTO」の続編漫画。
『BORUTO-ボルト-』とは
週刊少年ジャンプ2016年23号から連載している忍者バトル漫画。
正式タイトルは『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』
監修を岸本斉史、脚本を小太刀右京、作画を池本幹雄が担当、単行本は既刊13巻となっている。
続編を描くにあたり、岸本斉史のアシスタントを長年務めていた池本幹雄が抜擢された。
クオリティ維持のためか、脚本に時間がかかるためなのか、2016年23号~2019年28号まで月1での連載、その後、「Vジャンプ」に移籍。
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こんなストーリー
ナルトの息子・うずまきボルト
前作の主人公・ナルトとひなたの息子。
忍としての素養は非情に高いのだが、本人は努力嫌い。
そして、七代目火影に就任してから激務のために、構ってくれなくなったナルトへの反感もあり、色々な悪戯を繰り返していた。
しかし、実は友達思いで心優しい性格の持ち主なのだ。
七代目火影・ナルト
元々、第七班(カカシ班)の一員であったが、現在は”七代目火影”として木ノ葉隠れの里を治めるまでになっていた。
だが、”火影”となった今では常に山積みの仕事を抱えて、少しでも気を抜けば倒れてしまうほどの激務に追われていた。
そのせいもあって、家族のことは大事に想っているものの、家族との時間を過ごすことができずにおり、そのせいで息子であるボルトからは良く思われていないなど、家族関係は”良好”とは言えなかった。
そんなある日、”中忍試験”の知らせを聞いたボルトは、ナルトを見返すためにも、試験を受ける覚悟を決めたのであった。
里の重鎮・うちはサスケ
かつて、ナルトの盟友でありライバルであったサスケも、”里の極秘任務”を遂行するなど、今では”里の重鎮”とまでになっていた。
ボルトは”中忍試験の合格”と”ナルトを超える”ためにも、かつてのライバルであったサスケに弟子入りをするのだが・・・・。
果たして、ボルトは”中忍試験”に合格できるのだろうか?
そして、そんなボルトとナルトたちの裏で、”新たなる影”が動き出していたのであった・・・。
彼らの目的とは一体・・・。
”新世代の伝説”が、こうして開幕したのであった。
最後に・・・
以上、『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』のジャンプ漫画神拳であった。
大人気名作漫画となった前作「NARUTO」の続編。
作画は岸本斉史ではなく、池本幹雄が担当しているが、長年、岸本先生のもとでアシスタントを勤めていたこともあって、違和感なく読むことができるだろう。
物語のプロローグでは木ノ葉隠れの里は壊滅しており、青年へと成長したボルトが、謎の青年・カワキと相対するシーンから始まっており、そこに至るまでの話が語られていくような作りとなっている。
カワキのセリフからナルトの死亡を予感させ、あれだけ前作で守ってきた葉隠れの里の崩壊・・・と、かなりのインパクトがある始まりであった。
前作「NARUTO」が積み上げてきたものを1Pですべてを吹き飛ばす始まりは、かなり挑戦的なスタートに思えた。
このスタートを「何があってこうなったんだろう!」とワクワクしながら読むことができるのか、「今までのNARUTOはなんだったのか・・・」と思うのかによって、評価が大きく別れていきそうだ。
それに加え、月1連載のため、物語に没入できないところが痛い。
読むなら単行本でまとめて読むことをオススメしたい。