生まれ持って鬼の力を持つ少年・乙木守仁。
ある日、父親から、幼馴染の”ニコ”が魔女の修業を終え、町に帰ってくるという話を聞かされる。
6年の間、離れ離れになっており、どれくらいニコが成長しているのか、どこか心待ちにしていた守仁。
しかし、現れたニコは、魔女は魔女でも超ドジっ子で・・・。
しかもそんなニコに指名され、”使い魔”として一緒に暮らすことになり・・・!?
ニコの魔法が引き起こす予測不能なトラブルの数々・・・そして、二人の恋の行方(?)は!?
前途多難で摩訶不思議な日々が始まる!!
『ウィッチウォッチ』とは
週刊少年ジャンプ2021年10号から連載している魔女コメディ漫画。
作者は篠原健太。
連載デビュー作でもある「SKET DANCE」完結以来、実に8年ぶりとなる本誌連載となった。
こんなストーリー
鬼の力を持つ少年・乙木守仁
鬼の一族であり、”鬼の力”を持つ少年・乙木守仁(おとぎ もりひと)。
本来は、強大な力を持つ守仁であったが、自身の力を恐れる余り、その鬼の力を使うことを拒否して、静かに生活をしていた。
そこには、幼い頃の”ある経験”があったのだった・・。
そんな守仁は、ある日、父親から突然、”ニコが町に帰ってくる”という話を聞かされる。
”ニコ”というのは、守仁と幼馴染の女の子。
実は6年ほど前に、ニコは聖地で魔女の修業をするために、引っ越していったのだった。
そんなニコが帰ってくる・・・。
だが、守仁にとってニコは、”ドジっ子でお転婆”というイメージしかなかった。
しかし、6年も立てばきっと成長しているに違いない!
そう思いつつ、守仁は、どこかニコが帰ってくるのを心待ちにしていた。
魔女見習いのニコ
守仁の前に現れたニコ。
しかし、その姿は紛れもなく、まったく成長を感じられない”ドジっ子お転婆”そのままのニコであった。
魔法は使えるようにはなったものの、まだまだ未熟。
そんなニコは、守仁の心配をよそに、トラブルを連発するのだった・・・・。
守仁とニコの関係
修業を終えたニコが6年ぶりに、守仁の前の現れたのには実は理由があった。
本来、魔女が修業を終えると、”使い魔”という動物が付くのだが、なんとニコが指名した”使い魔”は守仁だったのだ!
確かに、守仁は”鬼の一族”であり、使い魔の血統はあるのだが・・・。
もちろん、拒否をした守仁であったが、ニコと守仁の間には主従関係があり、魔女の命令には背けないようであった・・・。
さらには、背けば大変なことになるとか・・・。
こうして、魔女と使い魔、二人は一緒に暮らすことになったのだが、実は守仁がニコの”使い魔”を引き受けたことには、父親から聞かされた”もうひとつの理由”があったのだ。
果たして、守仁はニコの使い魔として、一緒に生活していけるのだろうか?
そして、守仁が”使い魔”を引き受けた理由とは・・・!?
さらには、守仁の”鬼の力”とは一体・・・・!?
しかし、そんな守仁のことはつゆ知らず、ニコの魔法は、予測不能なトラブルを数々引き起こし・・・。
こうして”魔女”と”使い魔”の前途多難で、摩訶不思議な日々が始まったのだった・・・!!
最後に・・・
以上、『ウィッチウォッチ』のストーリー紹介であった。
「SKET DANCE」連載終了から8年の時を経ての本誌での新連載となった今作。
印象としては、相変わらず、文字情報が多い印象。
「SKET DANCE」のときもそうだったが、ここで好き嫌いが分かれそう。
あとは、1話目を読めばわかるのだが、『ウィッチウォッチ』というタイトルにある通り、わりとシリアスな設定である”時間”が関わっているため、連載期間はある程度決まっているのだろうか?
わざわざタイトルにするくらいだから、1話目に出てきた時間設定は、最後まで重要な設定なのだろう。
そうなると、篠原先生の作風は、いきなり人気に!というより、徐々に徐々に人気を得ていくスタイルのようなので、果たして、思い描くように描き切れるのかも注目。
今後、ニコ以外の魔女が出てきたり、使い魔同士のバトル展開などにもなるのだろう。
そうなってくるとコメディ部分も薄れてくるか・・・。
とにかく。そうなったときには、そこでどのような盛り上がりを見せるのかを楽しみにしたいと思う。