白凰学院野球部―――。
そこは甲子園の常連で超名門校!
そんな白凰学院野球部に入部することを夢見る一人の少年がいた。
彼の名前は、小豆田玉緒(あずきだ たまお)。
玉緒は、野球部に入部するための体力テストを受けるべく、日々トレーニングやライバルの研究に励んでいた。
そして、ついに待ちに待った白凰学院野球部の入部テスト!・・・と思いきや、玉緒の前に”謎の少年”が現れ・・・!?
果たして、玉緒は夢にまでみた白凰学院野球部に入部することができるのか?
強さに憧れる一人の少年の野球物語が始まった!
『クーロンズ・ボール・パレード』とは
週刊少年ジャンプ2021年11号から連載している高校野球漫画。
原作は鎌田幹康、作画は福井あしびが担当している。
作画担当の福井あしびは、2009年、ゲッサン創刊号「マコトの王者」にて連載デビューをしているが、週刊少年ジャンプでは、これが初の連載となった。
こんなストーリー
野球部入部を夢見る少年・小豆田玉緒
白凰学院野球部―――。
そこは甲子園の常連で超名門校である。
そんな白凰学院野球部に入部することを夢見る少年がいた。
彼の名は、小豆田玉緒(あずきだ たまお)、ポジションはキャッチャーだ。
玉緒は身長は低く、体も小さく、そして野球の才能にも決して恵まれているわけではなかった。
しかし、玉緒でも、白凰学院野球部に入部することができる唯一のチャンスがあった!
それは、セレクション(入部テスト)を受けて、合格すること。
玉緒は、そのセレクション合格を目指し、日々ストイックなトレーニングや、ライバルたちの研究に励んでいたのだった。
謎の少年・龍堂太央
やっと待ちに待ったセレクション当日・・・!
体調面はもちろん、トレーニング、研究・・・と、万全の準備をして当日を迎えた玉緒。
セレクション会場に着くと、そこには中学野球で名を馳せた有名選手の面々が・・・!
そんな強敵のライバルたちに囲まれながらも、いよいよ、セレクションがスタートしたのだが、玉緒の前に”謎の少年”が現れる。
彼の名前は、龍堂太央(りゅうどう たお)。
太央は終始ヘラヘラしており、あまりやる気がないようなのだが、厳しい基準の体力テストを次々とパスしていくのであった・・・・!
謎の少年の正体・・・
どうにか、基礎テストを突破することができた玉緒。
一方で、余裕で突破した太央。
そんな対照的な二人に用意されていた最終試験は、基礎テスト合格者を2チームに分けた試合形式での実戦テストだった。
そして、なんの因果か、同じチームとなった玉緒と太央。
だが、玉緒は、ここで太央の”本当の実力”を見せつけられるのだった・・・!
なんと太央が投げる直球は、驚異的なスピードとノビを見せ、相手バッターを三者三振に仕留めたのだ!
もちろん、その実力には、チームメイトや、白凰学院野球部も驚愕させる・・・。
しかし、調べてみても太央には、中学時代の実績もなければ、クラブチームへの入団記録もなし・・。
果たして、彼は何者なのだろうか!?
そもそも、玉緒は試合に勝ち、夢にまでみた白凰学院野球部に入部することができるのか!?
「強さに憧れる」一人の少年と”謎の天才少年”の野球物語がこうして始まりを告げた・・・!
最後に・・・
以上、『クーロンズ・ボール・パレード』のストーリー紹介であった。
1話目の時点では、よくある地味主人公と対照的な天才主人公が一緒にどうこう・・・といった感じで、特に目新しさはないか。
ただ、1話目にして、主人公の紹介からセレクション終了、結果発表までやってしまいスポーツ漫画としては、非常にハイテンポに感じた。
そんな中でも、主人公・玉緒の長所、短所が上手く描かれ、どんな性格なのかどんな人間なのかが、理解できたのが良かった。
また、2話目以降がどうなっていくのか、楽しみな終わり方だったのも自分の中では高評価。
おそらく、1話目の部分はじっくり描く必要がないという判断なのだろうが、これがどうでるか・・・。
このハイテンポが今後も続くようならば、1試合に何年もかける野球漫画の革命的な存在になれそうだが、果たして。