「ワシとコンクリートジャングルで踊らんか…?」
愛する故郷・山形県を離れ、大都会・東京の中学校に転校してきた安孫子 時生(あびこ ときお)。
登校初日、突然地元を聞いてくる”謎の少年”に絡まれる。
その少年こそが謎の「都道府拳」を操るジャパンで・・・。
キミの地元愛をくすぐるご当地ギャグ漫画。
『ジモトがジャパン』とは
週刊少年ジャンプ2018年42号から連載しているギャグ漫画。
作者は林聖二、単行本は全6巻となっている。
連載開始から僅か3か月でテレビアニメ化が発表され、2019年4月にTVアニメ化。
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こんなストーリー
転校生・安孫子 時生
東京の津々浦中学校に転校してきた中学生・安孫子 時生(あびこ ときお)。
山形での生活から一転、大都会・東京へやってきた時生は、「東京モンに舐められてはいけない」と、決意を固め、津々浦中学校へとやってきたのであった。
だが、そんな時生は、転校初日にして、突然地元ばかりを聞いてくるという、”謎の少年”に出会ってしまうのだった・・・。
”都道府拳部”部長・日ノ本 ジャパン
その謎の少年は、47都道府県を愛し、都道府県マスターである”日ノ本ジャパン”。
ジャパンは、都道府拳部の部長にして、”都道府拳”のスペシャリストなのである。
時生の地元を詳しく聞きたがるジャパンであったが、その滑稽さから、時生は、一切関与しないことを決めた・・・。
果たして、ジャパンの言う”都道府拳”とは・・・。
秘伝の拳・都道府拳
ジャパンの言う”都道府拳”とは、日本津々浦々47都道府県を股に掛け、その土地土地でジャパンが自ら生み出した、”四十七の秘伝の拳”のことであった。
各地の風土、景色、方言を技に織り込み、名所や名物に思いを馳せながら振るう”四十七の拳”は、まさに日本一なのだそうだ。
それは時として、山形出身の”冨樫義博”にちなんだ拳・・・。
それは時として、クレヨンし●ちゃんが住む”埼玉の春日部”にちなんだ拳・・・と様々。
最初こそ、あまりのバカバカしさから、呆れていた時生であったが、多種多様な”都道府拳”を目の当たりにし、あまりの迫力に唖然としてしまう。
そして、ついに心を打たれた時生は”都道府拳部”への入部をすることに決めたのだった・・・。
こうして、時生は”都道府拳”をマスターすべく、ジャパンとの過酷でおかしな修行の日々が始まった。
さらに、そんな彼らの周りには色々な人達が集まり始め、騒々しさが増すばかりに・・・。
最後に・・・
以上、『ジモトがジャパン』のジャンプ漫画神拳であった。
パロディネタも多く含まれていて、以前、少年ジャンプのギャグ界隈を席巻していた”大亜門”先生の漫画に近いものを感じ、懐かしく思えた。
ご当地ネタということで、作中に地元ネタが出てくると思わずクスっとしてしまった。
ギャグを詰め込みすぎていて一見、騒がしいような雰囲気もあるが、ツッコミキャラをしっかりと置いているので話は毎回まとまっていた印象。
ただ、序盤からのネタ切れ感+ワンパターン気味な展開は残念。
序盤は勢いだけでなんとか話になっていたが、それも徐々に息切れが目立ってきてしまっていた。
さすがにご当地ネタだけで、連載を続けるにはネタ不足だったか。