弱小の大太刀高校相撲部に現れた1年生・潮 火ノ丸。
”次世代の横綱”と呼ばれるほどの実力はありながらも、小柄で、相撲取りに似合わぬ体格をしていたこともあって、中学時代は無名の存在であった。
だが、大太刀高校相撲部に入部したことがきっかけとなり、火ノ丸は大きく躍進していく。
火ノ丸が、仲間たちと共に相撲の頂点である横綱を目指す、相撲漫画。
『火ノ丸相撲』とは
週刊少年ジャンプ2014年26号から2019年34号まで連載していた相撲漫画。
作者は川田、単行本は全28巻となっている。
2018年にはアニメ化された。
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こんなストーリー
”小さき”少年・潮 火ノ丸
小学生時代には、”次世代の横綱”と呼ばれるほどの実力がありながらも、身長や体重が伸びず、中学生時代は”無名”の存在となっていた火ノ丸。

しかし、相撲に対する熱意は失っておらず、人知れず、厳しい練習を重ねていたのだった。
そんな火ノ丸は、入学と共に、部員が”部長の小関”一人の弱小・大太刀高校相撲部に入部することを希望する。
火ノ丸の聞いた話では、大太刀高校相撲部には、”立派な相撲道場”があるようだったが、その道場は、現在では”使うことができない”という。
ダチ高・最強の男・五條 佑真
それは相撲部の道場が、不良グループの巣窟となっていたからだ。
そこでは不良のリーダーである”五條佑真”がすべてを取り仕切っており、「相撲部員に手を出さないこと」を条件に、部長の”小関”が道場を譲り渡していたのであった。
相撲部部長・小関
だが、部長の小関は外に自作の立派な土俵を作り、そこで一人練習をしていた・・・。
小関の”相撲愛”を目にし、心打たれた火ノ丸だったが、あるとき、”五條佑真”の手によって、その土俵が破壊されてしまう・・・。
最後の”居場所”を失った小関は、悲しみのあまり、相撲に対する”熱”を失いかけてしまうのだった。
五條佑真との決闘
怒り心頭の火ノ丸は、五條に決闘を申し込む。
五条は空手の有段者で、火ノ丸との身長差もかなりのもの。
しかも、”正々堂々”の勝負を挑むような男ではなかった。
五條は、相撲部の道場を返すことに”ある条件”を付けた。
それは「10分間無抵抗で殴られ続け、立っていることができれば道場は返す」というもの・・・・。
火ノ丸は、五條の攻撃に耐え、相撲部道場を取り戻すことができるのか?
こうして、火ノ丸が”大横綱”になるための一歩が、始まったのであった・・・・。
最後に・・・
以上、『火ノ丸相撲』のジャンプ漫画神拳であった。
”まっすぐな主人公”というのも、見ていて気持ちが良かった。
今まで、ちょこちょこと”相撲”を題材にした漫画の連載があったものの、ここまで相撲をジャンプに根付かせたのは、初めてのこと。
”相撲”特有のエネルギーとエネルギーのぶつかり合いが、上手く描かれているので、迫力がある。
また、火ノ丸が相撲部を率い、全員が強くなっていく様子はまさに青春部活動そのもの。
相撲好きはもちろんのこと、今まで相撲に興味がなかった人にも是非オススメの作品だ。