父の遺した借金の取り立てに苦しむ苦学生・薬袋大悟の前に突然現れた少年は自称・IQ191の天才ハッカー・尾根新太。
新太は様々なハッキングを利用し、借金取りの悪行から大悟を助けてくれるのだが・・・。
偉そうで、生意気なこの少年との出会いが、大悟の人生を大きく変えることになるのであった。
『ne0:lation ネオレイション』とは
週刊少年ジャンプ2019年2号から2019年22・23号まで連載していたハッキングアクション漫画。
単行本は全3巻。
原作を平尾友秀、漫画を依田瑞稀が担当している。
2016年にはこのコンビで描いた漫画『Legacy』が金未来杯にエントリーされた。
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こんなストーリー
苦学生・薬袋 大悟
両親が借金を残して死んでしまったため、姉と二人、共に仕事をして借金を返済する日々を過ごしている薬袋大悟。
ある日、バイト先である飲食店に”借金取り”がやってきた。
借金取りの悪態に思わず手が出そうになる大悟だったが、暴力を振るってしまうと、学校の退学は免れない・・・。
なんとか我慢をして、この場を乗り切ろうとする大悟・・・。
しかし、そのとき、一人の少年が現れた!
IQ191の天才ハッカー・尾根 新太
少年の名前は尾根新太。
自称・「IQ191の天才ハッカー」である。
偉そうで、生意気な新太であったが、巧みな頭脳(?)を使い、まんまと借金取りを退散させたのであった。
しかし、このとき大悟は新太にどこか”恐ろしさ”を感じたのだった・・・。
IQ191の天才ハッカーの”恐るべき力”
その後、大悟は借金取りの悪だくみにまんまとハマってしまう。
もはや絶体絶命かと思いきや・・・またしても大悟の前に”尾根新太”が現れた!
新太は得意の”ハッキング”を使い、借金取りの悪だくみをすべて暴くのであった。
さらに、そのハッキングは”悪巧み”を暴くだけではなく、なんと”相手を燃やす力”まで秘めており・・・。
そう、まさに新太の姿は”魔法使い”のようであった。
果たして、IQ191の天才ハッカー・尾根新太がこの街にやってきた理由とは?
そして、なぜ、街に潜む悪党を退治するのか・・・?
こうして、キーを叩いて世界を征す、ウィザード級少年のハッキングストーリーが始まったのであった。
最後に・・・
以上、『ne0:lation ネオレイション』のジャンプ漫画神拳であった。
”ハッカー”を題材にした如何にも現代社会っぽい漫画だった。
主人公の生意気な部分を強調させたかったのか、ダークヒーロー的なポジションにしたかったのか、1話目から鼻につくような言動が目立ち、好感の持てない主人公であったことは間違いない。
そして、次々と起こる困難な展開も、”ハッカー”という名目で、都合よく解決できてしまうため、物語を通じてドキドキ感・ハラハラ感は薄かったように思えた。