世界征服を企む人造人間集団“ナンバーズ”。
彼らに対抗すべく極秘に組織された“MAPPO”のエージェントの一人、北斗英二は高校生である。
あるとき、そんな彼のクラスに“ナンバーズ”最強の戦士・難波零一(なんばぜろいち)が転校してきたのであった。
混乱しながらも零一の排除に乗り出した英二だが・・・。
『青春兵器ナンバーワン』とは
週刊少年ジャンプ2016年46号から2018年14号まで連載していた青春SFギャグ漫画。
作者は長谷川智広、単行本は全7巻となっている。
『恋のキューピッド 焼野原塵』に続き、2作目の連載漫画となった。
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こんなストーリー
秘密化学犯罪組織・ナンバーズ
世界は、今、巨悪の悪に狙われていた。
世界征服を企む狂気の科学者・”Dr.モサリーナ”率いる人造人間集団、ナンバーズ。
彼らナンバーズは、人智を超えた力を持ち、日夜あらゆる犯罪に手を染めていたのであった。
MAPPO・北斗 英二
そんな”ナンバーズ”と戦うために、結成された極秘国際防衛組織がある。
その名は通称・MAPPO(マッポ)。
MAPPOで特殊な訓練を積んだエージェント達は、様々な姿で世界中に派遣されているのだ。
日本のとある高校にもMAPPOより派遣されたエージェントがいた。
彼の名は、北斗英二。
しかも、英二はただのエージェントではない。
訓練校を首席で卒業したMAPPOのエリートエージェントなのだ。
ナンバーズ・難波 零一(なんば ぜろいち)
平和に過ごしていた英二だったが、あるとき、突然、転校生として”ナンバーズ”の”難波 零一”が現れた。
なぜ極悪犯罪組織である彼らのメンバーがここに!?
しかも転校生!?隣の席!?
色々な疑問と動揺がありつつも、始末しなければいけないターゲットであることは変わりない、英二はすぐさま零一を始末することにしたのであった・・・。
難波 零一の目的
しかし、零一は、”最強の戦闘能力を持つ”と言われるナンバーズの”NO.1”。
エリートとはいえ英二では、まったく歯が立たなかった・・・。
万事休す・・・かと思いきや、零一は、この学校に来た目的は「失われた青春を取り戻すため」だと言い、さらには英二に「友達にならないか」と誘うのであった・・・。
突然の言葉に困惑する英二・・・。
本来、敵同士である彼らに、”友情”は芽生えるのだろうか・・・?
そして、零一の言う「青春を取り戻す」の意味とは・・・?
こうして、英二と零一の少しおかしな学園生活が始まったのである。
最後に・・・
以上、『青春兵器ナンバーワン』のジャンプ漫画神拳であった。
あらすじを読むだけでは一見、ギャグ漫画には見えないが、本筋はギャグ漫画である。
序盤は英二と零一にまだまだ距離感があるのだが、話を重ねるごとに二人の距離感が詰まっていった辺りから、英二のツッコミが切れだし面白くなっていった印象。
そういった意味では、友達としての距離感の詰め方が上手く描かれていたのだろう。
所々でナンバーズとMAPPOの戦闘が入るのも、ギャグとのメリハリになっていて良かった。
全7巻という少年ジャンプにしては短めだが、ハッピーエンドでまとまっていたし、話的にも丁度良い長さだったと思う。
全編を通し、嫌味もなく面白い漫画だった。