孤児院で育った少年・星矢は、ある理由により、ギリシアに送られていた。
ギリシアの地で、女聖闘士・魔鈴のもと、壮絶な特訓を受け成長した星矢は、青銅聖衣を得て、ついには聖闘士(セイント)となった。
しかし、日本に帰った星矢を待っていたのは、過酷な運命であった・・・。
ギリシャ神話をベース、聖闘士たちの熱い闘いを描いた格闘ファンタジー巨編である。
『聖闘士星矢』とは
週刊少年ジャンプ1986年1・2号から1990年49号まで連載していた格闘ファンタジー漫画。
作者は車田正美、単行本は全28巻となっている。
特に女性からの人気は高く、今までジャンプが獲得できていなかった女性層の獲得に成功した。
現在でも、他誌にて不定期ながらシリーズが続いている長編物語である。
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こんなストーリー
壮絶な特訓の日々を送る星矢
日本の孤児院で育った星矢は、”ある理由”により、ギリシアにいた。
そこで、女聖闘士・魔鈴のもと、壮絶な特訓の日々を過ごしながら成長をしていた。
星矢がギリシアの地で壮絶な訓練をする理由、それは”聖闘士(セイント)”になり、天空に輝く88の星座を守護とした”聖衣(クロス)”と呼ばれるものを手に入れることだった。
天馬星座の聖衣
教皇の見守る前でライバル・カシオスとの死闘を制した星矢は、ついに”天馬星座の青銅聖闘士”として認められ、”天馬星座の聖衣”を手に入れる。
しかし、それはかつて”パンドラボックス”とまで呼ばれている不気味な箱であった。
こうして、”天馬星座の聖衣”を手に入れた星矢は、日本に帰国しようとしたのだが、”天馬星座の聖衣”を狙う追手に苦戦を強いられてしまうのであった。
絶体絶命のピンチ・・そのとき、”箱”が開き、”星矢の新たな力”となったのである。
銀河戦争(ギャラクシアンウォーズ)
星矢をギリシアに送り込んだのは、日本の大財閥グラード財団の総帥・城戸光政であった。
城戸光政は、星矢の他にも世界各地に孤児を送り込んでいた。
しかし、命がけの過酷な修行を経て、”聖衣”を授けられ”聖闘士”となって日本に帰ってきたのは星矢を含め10人だけ。
そして、帰国した彼ら10人を待っていたものは、光政の意思を継ぐ孫娘・城戸沙織の主催する史上最大の格闘技試合「銀河戦争(ギャラクシアンウォーズ)」であった。
星矢は、この闘いに参加することへ興味を示さなかったが、「この大会に優勝することができれば、幼いころに生き別れとなった姉の行方を突き止める」と沙織に条件を出されたのであった・・・。
それぞれの思惑を胸に、10人の”聖闘士(セイント)”たちの闘いが始まる・・・。
最後に・・・
以上、『聖闘士星矢 』のジャンプ漫画神拳であった。
”聖衣”をプラモデルのように、体に装備する姿がカッコよく、男子たちの間で瞬く間に人気に。
さらには、美形のキャラクターやギリシャ神話に絡めたストーリーが女性たちにもうけ、女性層からの人気も得ることに成功したのは大きかっただろう。
残念ながら、その壮大なストーリーが故、本誌での連載は中途半端なところで終了となってしまったが、その後、単行本で加筆などを経てしっかりと完結をした。
その壮大なストーリー、魅力的でカッコいいキャラクターたち・・・間違いなく今でもガッチリと心を掴まれるはずなので、未読の方には是非ともオススメの作品だ。
現在、『聖闘士星矢』は色々なシリーズが発売されているため、中には「どれから読めばいいのかわからない」と思う方も多いだろうが、とりあえず、すべての基となっているこれだけ押さえておけば大丈夫である。